暗号学的ハッシュ関数のセキュリティ特性に関する記述のうち、あるハッシュ値 $h$ が与えられたとき、$H(m) = h$ となるメッセージ $m$ を見つけ出すことが極めて困難であるという性質を示すものはどれか。
- 弱衝突困難性
- 原像計算困難性
- 完全秘匿性
- 鍵回復困難性
- 強衝突困難性
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正解: 原像計算困難性
正解は「原像計算困難性」です。原像計算困難性(第一原像計算困難性)とは、与えられたハッシュ値 $h$ に対して、$H(m) = h$ となる元のメッセージ $m$ を見つけることが計算量的に困難である性質を指します。「弱衝突困難性」(第二原像計算困難性)は、特定のメッセージ $m_1$ に対し、$H(m_1) = H(m_2)$ かつ $m_1 \neq m_2$ となる別のメッセージ $m_2$ を見つけることが困難である性質です。「強衝突困難性」は、$H(m_1) = H(m_2)$ となる任意の異なる2つのメッセージの組を見つけることが困難である性質です。「完全秘匿性」は暗号解読において暗号文から平文情報が全く漏れない情報理論的性質であり、「鍵回復困難性」は暗号文等から暗号鍵を復元困難な性質のことです。
基本情報技術者試験の重要用語
- ホワイトボックステスト
- プログラムの内部構造や制御の導線に着目し、ソースコードが設計通りに動作するかを確認するテスト手法です。条件分岐やループ処理などが正しく網羅されているかを検証します。主な網羅性の指標として、命令網羅や判定条件網羅などがあります。内部のロジックを詳細に追うため、主に開発者自身が行う単体テストの段階で実施されます。
- システム監査
- 情報システムのリスクに対するコントロールが適切に整備・運用されているかを、独立した第三者が客観的に点検・評価することです。組織の目標達成に寄与し、不備があれば改善勧告を行います。試験では、監査人の「独立性」や「客観性」が重要視され、監査計画の策定から報告、フォローアップまでの一連の流れが頻出します。
- OSI参照モデル
- 国際標準化機構(ISO)によって策定された、ネットワーク通信の機能を7つの階層に分割してモデル化したものです。物理層からアプリケーション層まで、各層が特定の役割を担うことで、異なるメーカーの機器間でも通信が可能になります。試験では、各階層の名称と役割、および代表的なプロトコルの対応関係を把握しておくことが非常に重要です。
- ウォーターフォールモデル
- 開発工程を要件定義、設計、開発、テストといった順序で分割し、前の工程が完了してから次の工程へ進む開発手法です。進捗管理が容易で品質を確保しやすい一方、工程の差し戻しが発生すると多大なコストがかかる特徴があります。要件が明確な大規模プロジェクトに向いており、基本情報技術者試験では最も基本的な開発モデルとして頻出します。
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