情報セキュリティリスクマネジメントにおける「リスク対応」のうち、「リスク回避」に該当する事例はどれか。
- サーバ室への入退室管理を強化し、不正侵入の可能性を低くする。
- サイバー保険に加入し、情報漏えい発生時の損害賠償費用を補償できるようにする。
- 想定される損失額が十分に小さいため、特段の対策を講じずに現状を維持する。
- 外部委託先との契約において、セキュリティインシデント発生時の損害賠償条項を設定する。
- 個人情報漏えいリスクを排除するため、個人情報を扱う新規Webサービスの開始を中止する。
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正解: 個人情報漏えいリスクを排除するため、個人情報を扱う新規Webサービスの開始を中止する。
正解は「個人情報漏えいリスクを排除するため、個人情報を扱う新規Webサービスの開始を中止する。」です。リスク回避とは、リスクを発生させる原因となる活動そのものを中止または変更し、リスクを完全にゼロにする対応を指します。「サーバ室への入退室管理を強化し、不正侵入の可能性を低くする。」は発生確率を下げるリスク低減(軽減)に該当します。「サイバー保険に加入し、情報漏えい発生時の損害賠償費用を補償できるようにする。」はリスクの影響を他者に移すリスク移転(共有)に該当します。「外部委託先との契約において、セキュリティインシデント発生時の損害賠償条項を設定する。」も金銭的負担を移転するリスク移転に該当します。「想定される損失額が十分に小さいため、特段の対策を講じずに現状を維持する。」はリスクを許容範囲として受け入れるリスク保有(受容)に該当します。
基本情報技術者試験の重要用語
- ホワイトボックステスト
- プログラムの内部構造や制御の導線に着目し、ソースコードが設計通りに動作するかを確認するテスト手法です。条件分岐やループ処理などが正しく網羅されているかを検証します。主な網羅性の指標として、命令網羅や判定条件網羅などがあります。内部のロジックを詳細に追うため、主に開発者自身が行う単体テストの段階で実施されます。
- システム監査
- 情報システムのリスクに対するコントロールが適切に整備・運用されているかを、独立した第三者が客観的に点検・評価することです。組織の目標達成に寄与し、不備があれば改善勧告を行います。試験では、監査人の「独立性」や「客観性」が重要視され、監査計画の策定から報告、フォローアップまでの一連の流れが頻出します。
- OSI参照モデル
- 国際標準化機構(ISO)によって策定された、ネットワーク通信の機能を7つの階層に分割してモデル化したものです。物理層からアプリケーション層まで、各層が特定の役割を担うことで、異なるメーカーの機器間でも通信が可能になります。試験では、各階層の名称と役割、および代表的なプロトコルの対応関係を把握しておくことが非常に重要です。
- ウォーターフォールモデル
- 開発工程を要件定義、設計、開発、テストといった順序で分割し、前の工程が完了してから次の工程へ進む開発手法です。進捗管理が容易で品質を確保しやすい一方、工程の差し戻しが発生すると多大なコストがかかる特徴があります。要件が明確な大規模プロジェクトに向いており、基本情報技術者試験では最も基本的な開発モデルとして頻出します。
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