- 名詞の性と数
- スペイン語の名詞には男性と女性の「性」があり、さらに単数と複数の「数」があります。原則として、oで終わる語は男性、aで終わる語は女性です。複数は語尾にsやesを付けて作ります。形容詞や冠詞も名詞の性と数に合わせて形を一致させる必要があるため、5級合格において最も基本的かつ重要なルールの一つです。
- 定冠詞と不定冠詞
- 特定のものを指す「定冠詞(el, la, los, las)」と、不特定のものを指す「不定冠詞(un, una, unos, unas)」があります。名詞の性と数に一致させる必要があります。5級では名詞とセットで正しい冠詞を選ぶ問題が頻出します。特に「水(agua)」のように女性名詞でありながら単数形ではelをとる特殊な例にも注意が必要です。
- 直説法現在(規則活用)
- 動詞の語尾が-ar, -er, -irで終わる3つのグループに分かれ、主語に合わせて語尾を変化させます。5級では、基本の語尾変化(例:-ar動詞なら-o, -as, -a, -amos, -áis, -an)を完璧に覚えることが必須です。日常の習慣や現在の状態を表す際に使われ、作文や読解問題の基礎となります。
- Ser動詞
- 「〜である」を意味し、性質、国籍、職業、名前など、永続的・本質的な状態を表す際に使用されます。活用は不規則(soy, eres, es, somos, sois, son)です。5級ではEstar動詞との使い分けが非常に重要で、「彼は親切だ」という性格や「私は日本人だ」という国籍を表す場合は必ずこちらを選択します。
- Estar動詞
- Serと同じく「〜である」を意味しますが、一時的な状態や所在(場所)を表す際に使用されます。活用は不規則(estoy, estás, está, estamos, estáis, están)です。「元気です」という体調の変化や、「本が机の上にある」という場所を示す文で多用されます。5級では、主語に応じた正しい活用形を選択する問題が頻繁に出題されます。
- 指示形容詞
- 「この、その、あの」を指す言葉です。距離に応じてeste(この)、ese(その)、aquel(あの)を使い分けます。名詞の性と数に一致させる必要があり、例えば女性複数の場合はestas, esas, aquellasとなります。5級では、話し手と対象物の距離関係を把握し、名詞の形を見て適切な指示形容詞を選ぶ力が問われます。
- 疑問詞
- 情報を尋ねるための語で、¿Qué?(何)、¿Quién?(誰)、¿Dónde?(どこ)、¿Cuándo?(いつ)などがあります。スペイン語の疑問文では文頭に逆向きの疑問符(¿)を置き、疑問詞には必ずアクセント記号を付けます。5級のリスニングや対話文問題において、相手が何を尋ねているかを正確に理解するために不可欠な知識です。
- 所有形容詞(前置形)
- 「私の、君の、彼の」のように所有を表す語です。mi, tu, su, nuestro/a, vuestro/a, suがあります。これらは「所有する人」ではなく、「後ろに来る名詞」の数に合わせて変化します(例:私の本=mi libro、私の本(複数)=mis libros)。5級では、家族関係や持ち物の説明などの文脈で、主語と所有の関係を正しく捉える力が試されます。