英語・語学 / 中国語検定

中国語検定 3級の例題・出題範囲・重要用語

出題範囲

  • 日常生活における基本的な問答、比較的長い会話文または文章の聞き取りと内容理解
  • 単語・語句のピンイン表記・声調
  • 基本的な文法事項及び文法事項を含む単文・複文の組み立て
  • 比較的長い文章の内容理解
  • 日本語の中国語訳(記述式)
  • 聞き取り 第1部(会話・短文の聞き取り)
  • 聞き取り 第2部(長文の聞き取り)

例題に挑戦

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例題1

次の日本語を中国語に訳した場合、最も適当なものを選びなさい。「彼は毎日遅くまで働いています。」

  1. 他每天的工作很晚。
  2. 他工作每天到很晚。
  3. 他每天工作到很晚。
  4. 他工作到很晚每天。
  5. 他每天工作到晚。
解答と解説を見る

正解: 他每天工作到很晚。

正解は「他每天工作到很晚。」です。この文は動作の到達点を表す結果補語「到」の用法と語順がポイントです。「工作」という動詞の直後に結果補語の「到」を置き、その後に具体的な時間的な終着点である「很晚」を配置することで、「遅くまで働く」という意味を構成します。頻度や時間を表す副詞である「每天(毎日)」は、動詞句の前に置かれます。日本語の語順につられて「工作很晚」としたり、「到」の位置を誤ったりする間違いが多いため、正しい補語の配置を理解することが重要です。中検3級では補語の理解が不可欠であり、結果補語や方向補語を用いた翻訳は頻出の出題パターンとなっています。

例題2

次の日本語を中国語に訳した場合、最も適当なものを選びなさい。「この靴は私には少し小さいです。」

  1. 这双鞋有一点儿对我小。
  2. 这双鞋对我有一点儿小。
  3. 这双鞋我穿一点儿小。
  4. 这双鞋我穿有点儿小。
  5. 这双鞋有点儿小穿。
解答と解説を見る

正解: 这双鞋我穿有点儿小。

正解は「这双鞋我穿有点儿小。」です。この問題は、不満や望ましくない状態を表す「有点儿」と、比較や量を表す「一点儿」の使い分けを問うています。「有点儿」は形容詞の前に置いて「少し〜だ(困る、不満だ)」という意味になります。一方、「一点儿」は形容詞の後に置くのが一般的です。また、「穿(履く)」を入れることで「履いてみたところ(サイズが)」という意味が明確になります。文法構造として、主語「这双鞋」に対して「我穿」という主述構造を述語とする主述述語文の形をとっており、非常に自然な中国語表現となっています。中検3級では、この「有点儿」と「一点儿」の混同を狙った問題が頻出します。

重要用語

声調(せいちょう)
中国語の音節に備わる音の高さのパターンのことです。中検3級では、4つの基本(第1声から第4声)を正確に聞き分ける能力が問われます。単語の並びや文脈によって意味が変わるため、正しい声調を把握することは得点源となります。特に第2声と第3声の区別や、単語を組み合わせた際の声調の変化に注意して学習する必要があります。
ピンイン(拼音)
中国語の漢字をローマ字表記した発音記号のことです。3級の試験では、提示された漢字に対して正しいピンインを選ぶ問題が頻出します。子音(声母)、母音(韻母)、声調の組み合わせを正確に覚えることが不可欠です。特につづりのルール(例:uとüの使い分けや、i, u, üで始まる音節の書き換え)は間違いやすいため、重点的な確認が求められます。
第3声の変調
第3声が2つ続くとき、前の第3声が第2声のように変化する現象です。また、第3声の後に他の声調が続く場合は「半3声」となり、後半の上がりを省略して低く抑えたまま発音します。中検3級では、この規則を踏まえた上での正しい声調を問う問題が出題されます。視覚的な表記と実際の発音が異なる場合があるため、ルールを確実に理解しておくことが重要です。
軽声(けいせい)
本来の声調を失い、短く軽く発音される音のことです。中検3級では、単語の2文字目が軽声になるもの(例:爸爸、明白)の判別が求められることがあります。軽声になるかどうかで意味が変わる単語もあるため、注意が必要です。試験対策としては、よく使われる軽声語をリストアップして、耳と口の両方で覚えておくことが、リスニングと筆記の両面で役立ちます。
多音字(たおんじ)
1つの漢字に対して複数の読み方(ピンインや声調)を持つ漢字のことです。意味や文脈、品詞の違いによって読み方が変わるため、3級の語彙問題では非常に狙われやすいポイントです。例えば「長」は「長い」ならcháng、「成長する」ならzhǎngとなります。文の中での役割を理解し、前後の単語とのつながりから正しい音を導き出す練習が試験合格への近道です。
「不」の変調
否定を表す「不」の声調変化です。本来は第4声ですが、後ろに第4声の漢字が続く場合のみ第2声に変化します。中検3級では、この変調ルールを理解しているかを問う問題が選択肢に含まれることがよくあります。例外的なルールですが、会話や文章で非常に頻繁に登場するため、基本的な「一」の変調と合わせてセットで覚えておくことが、点数アップに直結します。
鼻音の区別(nとng)
韻母の末尾が「n」で終わるものと「ng」で終わるものの区別のことです。日本人が苦手とする発音の一つであり、中検3級のピンイン選択問題で頻繁に問われます。「n」は舌先を前歯の裏につける音、「ng」は口を開けて鼻に抜く音です。漢字の構成要素(偏や旁)から推測できる場合もありますが、よく出る単語についてはそれぞれの綴りを正確に暗記しておく必要があります。
そり舌音(そりじたおん)
舌先を上あごの硬い部分に近づけて出す「zh, ch, sh, r」の音のことです。これらと、舌先を歯の裏に当てる「z, c, s(平舌音)」の区別は、ピンイン表記の問題で非常に重要です。3級レベルでは、似た発音の単語が並び、どちらが正しい綴りかを判断させる形式が多いため、それぞれの音を持つ代表的な漢字をセットで整理して覚えておくことが対策として有効です。

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