英語・語学 / イタリア語検定

実用イタリア語検定 5級の例題・出題範囲・重要用語

特定非営利活動法人 国際市民交流のためのイタリア語検定協会が実施する実用イタリア語検定(伊検)の5級。初歩的なイタリア語を理解し、挨拶や紹介、簡単な質問への返答ができるレベル。リスニングと筆記(語彙・文法・読解)で構成。

出題範囲

  • リスニング(聴き取り問題)
  • 語彙(基礎単語・表現の知識)
  • 文法(冠詞・名詞・形容詞・所有形容詞・動詞活用 等)
  • 読解(短文・対話文の内容理解)

例題に挑戦

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例題1

次の文章を読んで、マリオ(Mario)について記述として正しいものを選んでください。 「Mi chiamo Mario. Sono uno studente. Studio l'italiano a Roma. La sera lavoro in un ristorante.」 (私の名前はマリオです。学生です。ローマでイタリア語を勉強しています。夜はレストランで働いています。)

  1. マリオはレストランでイタリア語を教えている。
  2. マリオはローマには住んでいない。
  3. マリオはイタリア語を話すことができない。
  4. マリオは先生である。
  5. マリオは学生で、夜はレストランで働いている。
解答と解説を見る

正解: マリオは学生で、夜はレストランで働いている。

この文章において、話し手のマリオは自身の職業と活動について説明しています。まず「Sono uno studente(私は学生です)」と述べており、次に「La sera lavoro in un ristorante(夜はレストランで働いています)」と続けています。この二つの情報を組み合わせると、マリオが学生でありながら夜間にレストランで勤務しているという状況が浮かび上がります。他の選択肢にある「先生である」や「イタリア語を教える」といった事実は本文に含まれておらず、「ローマで勉強している」という記述からローマに滞在していることも明らかです。正解は「マリオは学生で、夜はレストランで働いている。」です。実用イタリア語検定5級では、このような基本的な自己紹介や日常の活動に関する文を正確に読み取ることが求められます。

例題2

次のマリア(Maria)とパオロ(Paolo)の対話文を読んで、内容に合うものを選んでください。 Maria: Cosa prendi, Paolo? Paolo: Prendo un caffè e un cornetto. Maria: Va bene. Io prendo un tè.

  1. パオロは紅茶を飲む。
  2. パオロはコーヒーとクロワッサンを注文する。
  3. マリアはコーヒーを注文する。
  4. マリアはクロワッサンを食べる。
  5. パオロは何も食べない。
解答と解説を見る

正解: パオロはコーヒーとクロワッサンを注文する。

対話文において、マリアがパオロに対して「何にする?(Cosa prendi?)」と尋ねています。それに対し、パオロは「コーヒーとクロワッサンにするよ(Prendo un caffè e un cornetto)」と明確に答えています。動詞「prendere」は、飲食の文脈では「注文する」「食べる・飲む」という意味で頻繁に使用されます。一方で、マリアは自身の注文として「紅茶(tè)」を選択しています。したがって、パオロの注文内容と正確に一致する記述を探すと、コーヒーとクロワッサンの両方を注文するという内容が適切です。正解は「パオロはコーヒーとクロワッサンを注文する。」です。マリアがコーヒーを飲む、あるいはパオロが紅茶を飲むといった記述は本文の内容と矛盾するため誤りです。基本的な語彙であるcaffè(コーヒー)やcornetto(クロワッサン)の理解がポイントとなります。

重要用語

挨拶 (Greetings)
イタリア語検定5級のリスニングでは、時間帯に応じた挨拶の聞き取りが重要です。朝から午後にかけての「Buongiorno」や午後の「Buon pomeriggio」、夜の「Buonasera」などを正確に判別する必要があります。また、親しい間柄で使われる「Ciao」や別れ際の「Arrivederci」も頻出します。音声から場面設定や人間関係を推測する手がかりとなります。
数詞 (Numerals)
0から100までの数字はリスニングの最重要項目の一つです。買い物での価格、電話番号、人数、年齢などの情報として読み上げられます。特に「13 (tredici)」と「30 (trenta)」のような、似た響きを持つ数字の聞き分けが合否を分けます。10単位の数字や、不規則な変化をする11から16までの数字を重点的に学習し、即座に反応できるようにしましょう。
時刻の表現 (Time expressions)
「Che ora è?(何時ですか?)」という問いに対する答えを聞き取る問題がよく出題されます。「È l'una(1時です)」や「Sono le due(2時です)」のように、1時以外は複数形で表現される点に注意が必要です。また、30分を指す「mezzo」や15分を指す「quarto」、~分前を意味する「meno」を用いた表現も頻出するため、時計の読み方を音声で慣れておく必要があります。
主語代名詞の省略 (Omission of subject pronouns)
イタリア語は動詞の活用語尾によって主語が判断できるため、主語代名詞(io, tuなど)が省略されるのが一般的です。リスニングでは、動詞の語尾を正確に聞き取り、誰が動作主であるかを瞬時に把握する能力が求められます。特に「-o(私)」「-i(君)」「-a/-e(彼・彼女)」などの語尾の変化に注目して、会話の主導権が誰にあるかを確認しましょう。
疑問詞 (Interrogatives)
質問文の冒頭に来る疑問詞を聞き逃さないことが、正解を導き出す鍵となります。「Chi(誰)」「Che cosa(何)」「Dove(どこ)」「Quando(いつ)」「Quanto(いくら・どのくらい)」などの基本語を網羅しましょう。リスニング問題では、質問文の意図が「場所」なのか「時間」なのかを把握するだけで、選択肢を絞り込みやすくなります。
曜日の名称 (Days of the week)
予定やスケジュールに関する問題で曜日が頻繁に登場します。月曜日の「lunedì」から日曜日の「domenica」まで、各曜日の発音を正確に覚える必要があります。特に平日(~dìで終わる語)は響きが似ているため混同しがちです。「Oggi(今日)」「Domani(明日)」などの時を表す単語と組み合わせて出題されることが多いため、セットで聞き取れるようにしましょう。
指示代名詞と指示形容詞 (Demonstratives)
「Questo(これ・この)」や「Quello(あれ・あの)」は、特定の物や人を指し示す際に使われます。リスニングでは、話し手がどの対象について述べているかを特定するために不可欠です。これらは名詞の性・数(単数・複数)に合わせて語尾が変化するため、「Questa macchina(この車)」や「Quei libri(あれらの本)」といった音の変化に慣れておくことが重要です。
前置詞と定冠詞の結合形 (Articulated prepositions)
前置詞(di, a, da, in, su)と定冠詞が合体した「del, al, dal, nel, sul」などの形は、日常会話で多用されます。リスニングでは一語のように短く発音されるため、注意が必要です。例えば「Vado al cinema(映画館に行きます)」の「al」が「a + il」であることを理解していないと、文の構造を見失うことがあります。聞き取りの際は、名詞の前の小さな音の変化に注意を払いましょう。

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