IT・情報処理 / 情報処理技術者(IPA)

情報処理安全確保支援士の例題・出題範囲・重要用語

IPA SC — ガバナンス/リスク/暗号/ネットワーク/アプリ/法令・監査

出題範囲

  • ネットワーク/OSセキュリティ
  • 法令/規格/監査
  • アプリケーション/脆弱性対策
  • セキュリティガバナンス/リスク管理
  • インシデント対応/フォレンジック
  • 暗号/認証/アクセス制御
  • IR/フォレンジック/BCP・DR
  • アプリ/DevSecOps/SDLC/OWASP
  • ネットワーク防御(FW/IDS/IPS/WAF/Zero Trust)
  • リスク評価/脅威モデリング/脆弱性管理
  • ガバナンス/ISMS/フレームワーク(ISO/NIST)
  • 暗号/PKI/鍵管理/TLS/VPN

例題に挑戦

スキルサートのAIが生成した演習問題のサンプルです。アプリでは毎週新しい問題が追加されます。

例題1

デジタルフォレンジックにおいて、ハードディスクから証拠データを複製する際に、データの完全性を担保し、オリジナルデータが変更されないようにするために使用するツールや機能として、最も適切なものはどれか。

  1. プロトコルアナライザ
  2. ライトブロッカー(書込み防止装置)
  3. ネットワークタップ
  4. パケットシェイパー
  5. デフラグメンテーションツール
解答と解説を見る

正解: ライトブロッカー(書込み防止装置)

正解は「ライトブロッカー(書込み防止装置)」です。デジタルフォレンジックでは、証拠となる媒体の内容が調査過程で一切変更されていないことを証明する必要があります。ライトブロッカーは、調査端末からターゲットメディアへの書き込みコマンドを物理的または論理的に遮断する装置であり、これを使用することで、複製作業中に誤ってデータを書き換えたり、OSが自動的にタイムスタンプを更新したりすることを防ぎ、証拠の完全性を維持できます。その他の選択肢は、通信の解析やネットワーク制御、ディスク最適化のためのツールであり、証拠保全を目的としたものではありません。

例題2

Webサイトがサイバー攻撃を受け、機密情報が流出した可能性があるインシデントが発生した。CSIRTが実施する初動対応において、被害の拡大防止と証拠保全を両立させるために最も優先して行うべき行動はどれか。

  1. 不正な通信を行っているプロセスの原因を特定するため、サーバを再起動して様子を見る
  2. OSやミドルウェアの最新パッチを直ちに適用し、脆弱性を解消する
  3. 攻撃者への報復として、攻撃元IPアドレスに対して大量のパケットを送信する
  4. 影響を受けたサーバをネットワークから物理的または論理的に隔離する
  5. サーバのストレージ空き容量を確保するため、古いログファイルを即座に削除する
解答と解説を見る

正解: 影響を受けたサーバをネットワークから物理的または論理的に隔離する

正解は「影響を受けたサーバをネットワークから物理的または論理的に隔離する」です。インシデントの初動対応では「封じ込め」が最優先されます。ネットワークから隔離することで、外部への更なる情報流出や攻撃者による遠隔操作を即座に停止させることができます。一方で、電源の遮断や再起動はメモリ上の重要な証拠(揮発性データ)を消去してしまい、パッチ適用やファイル削除はディスク上の痕跡を上書きするリスクがあるため、まずは隔離を行い、その後に現状の状態を保存(イメージ取得)する手順がフォレンジックの観点からも適切です。

重要用語

IDS/IPS
ネットワークやホストへの不正な侵入を検知・防御するシステム。IDSは不正通信を検知して管理者に通知し、IPSは検知に加えて通信の遮断まで自動で行う。シグネチャ型(既知のパターン照合)とアノマリ型(異常な振る舞いの検知)があり、多層防御においてネットワークの境界や内部に配置される重要なセキュリティ対策である。
WAF
Webアプリケーションへの攻撃を検知・遮断することに特化したファイアウォール。SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティング(XSS)など、従来のファイアウォールやIDS/IPSでは防ぎにくいアプリケーション層の脆弱性を狙った攻撃を防ぐ。通信内容を詳細に解析し、悪意のあるパターンを識別して防御する役割を担う。
VPN
公衆網などの共有ネットワーク上に、暗号化やカプセル化技術を用いて仮想的な専用線を構築する技術。インターネット経由でも、機密性を保ちながら安全に拠点間接続やリモートアクセスを行うことができる。代表的なプロトコルにはIPsecやSSL/TLSを利用したSSL-VPNがあり、テレワークや企業の拠点間通信で広く利用されている。
TLS
インターネット上の通信を暗号化し、データの改ざん防止や通信相手の本人確認を行うプロトコル。SSLの後継規格であり、現在はTLSが主流である。公開鍵暗号方式による鍵交換と、共通鍵暗号方式によるデータ暗号化を組み合わせることで、安全性と処理効率を両立している。WebサイトのHTTPS化だけでなく、メールやVPN等でも利用される。
Sandbox
外部から受け取ったプログラムを、OSから隔離された仮想的な保護領域で実行させるセキュリティ技術。未知のマルウェアが疑われるファイルを実際に動かし、その振る舞いを観察することで、既存の定義ファイルでは検知できない「ゼロデイ攻撃」を防ぐ。実環境への影響を最小限に抑えながら、安全に脅威を分析・排除するために用いられる。
ASLR
プログラムの実行時に、スタックやライブラリが配置されるメモリ上のアドレスをランダムに変更するOSのセキュリティ機能。バッファオーバーフロー攻撃などの脆弱性を突く攻撃において、攻撃者が実行コードの配置場所を特定することを困難にする。攻撃の成功率を大幅に下げることができ、現代の主要なOSに標準で搭載されている重要な防御策である。
VLAN
物理的な接続構成に関わらず、スイッチの設定により論理的にネットワークを分割する技術。部署や用途ごとにネットワークを分離することで、不要な通信を制限し、セキュリティとパフォーマンスを向上させる。ポートごとに分けるポートベースVLANや、フレームに識別情報を付与するタグVLAN(IEEE 802.1Q)などの方式がある。
RADIUS
ネットワーク接続時のユーザー認証、権限付与、利用ログの記録を一元管理するためのプロトコル。無線LANアクセスポイントやVPNなどの機器と、認証サーバー間で情報をやり取りする。認証情報を一箇所に集約することで、大規模な環境でも効率的かつ安全にユーザー管理を行える。IEEE 802.1X検疫ネットワーク等でも核となる技術である。

情報処理安全確保支援士の対策はアプリで

AIが毎週生成する新作問題・ランクマッチ・週次ランキング・AI診断で「続けられる」資格学習を。無料で始められます。

IT・情報処理の他の資格