不動産・建築・建物 / 測量・鑑定

測量士補の例題・出題範囲・重要用語

測量法/測地学/測量数学/写真測量/地図編集/GNSS/誤差論・情報処理

出題範囲

  • 測地学・基準面
  • GNSS測量
  • 地図編集・作成
  • 誤差論・情報処理
  • 測量数学・座標
  • 測量法規
  • 写真測量

例題に挑戦

スキルサートのAIが生成した演習問題のサンプルです。アプリでは毎週新しい問題が追加されます。

例題1

測量法第5条において規定される「測量」の定義から除外されるものは、次のうちどれか。

  1. 地図の調製
  2. 測量用写真の撮影
  3. 位置の決定を伴う基本測量
  4. 建築物に関する測量
  5. 土地の測量
解答と解説を見る

正解: 建築物に関する測量

正解は「建築物に関する測量」です。測量法第5条では、この法律において「測量」とは「土地の測量」をいい、これには地図の調製及び測量用写真の撮影を含むものと定義されています。しかし、同条の規定により「建築物に関する測量」は測量法の対象となる測量から除外されています。測量士補試験において、この定義に関する問題は基礎中の基礎であり、土地の測量、地図の調製、写真撮影が含まれ、建築物のみが除外される点は頻出の知識です。

例題2

公共測量を実施しようとする計画機関が、測量法第33条に基づき、測量を実施する前に国土地理院長に対して行わなければならない手続として正しいものはどれか。

  1. 測量成果の検定結果を報告し、登録を受けること。
  2. 当該測量の作業規程について、あらかじめ国土地理院長の承認を得ること。
  3. 測量にかかる総予算額と実施期間の承認を得ること。
  4. 測量に従事する測量士の氏名及び登録番号を通知すること。
  5. 設置予定の永久標識の材質と設置場所のリストを提出すること。
解答と解説を見る

正解: 当該測量の作業規程について、あらかじめ国土地理院長の承認を得ること。

正解は「当該測量の作業規程について、あらかじめ国土地理院長の承認を得ること。」です。測量法第33条第1項により、公共測量を計画する機関は、あらかじめ作業規程を作成し、国土地理院長の承認を得なければならないと定められています。たとえ既に承認されている他の計画機関の作業規程と同一のものを使用する場合であっても、改めて国土地理院長の承認を得る手続きが必要となります。これは公共測量の正確さを確保し、重複を避けるための重要な手続きです。

重要用語

ジオイド
平均海面を陸地まで延長したと仮定した際に形成される仮想的な閉曲面のことです。重力の等ポテンシャル面の一つであり、標高の基準となります。地球内部の密度分布が不均一であるため、幾何学的な楕円体とは一致せず、凹凸のある複雑な形状をしています。測量においては、この面からの鉛直距離が「標高」として定義されます。
地球楕円体
地球の形状を数理的に扱うために、回転楕円体として近似した幾何学的なモデルのことです。測量の計算や地図作成の基準面として利用されます。日本では「測地基準系2000」に基づき、世界測地系と整合性の取れたGRS80楕円体が採用されています。緯度・経度を決定するための基礎となる、非常に滑らかな参照面です。
世界測地系
世界共通の基準で位置を測定するために定義された測地基準系です。地球の重心を原点とする地心直交座標系を採用しており、GPSなどの衛星測位システムと親和性が高いのが特徴です。日本では2002年の測量法改正により、それまでの日本測地系から移行されました。これにより、国際的な位置情報の互換性が確保されています。
標高
ジオイド面から地表の特定の点までの鉛直距離のことです。日本では東京湾の平均海面を基準(0m)としており、これを「日本水準原点」に反映させて国内の高さの基準としています。水準測量によって直接的に求められる高さであり、一般的に「海抜」とも呼ばれます。土木工事や地図作成において最も実用的に用いられる高さの概念です。
楕円体高
地球楕円体の表面から、地表の点までの法線方向の距離のことです。GNSS(GPS)測量によって直接得られる高さはこの楕円体高です。標高とは基準とする面が異なるため、実務では「楕円体高 = 標高 + ジオイド高」という関係式を用い、ジオイド補正を行うことで、楕円体高から標高を算出することが一般的です。
ジオイド高
地球楕円体からジオイド面までの距離のことです。楕円体よりもジオイドが外側(上)にある場合は正、内側(下)にある場合は負の値をとります。地球内部の質量分布の偏りによって場所ごとに異なります。GNSS測量で得た位置情報を、日常生活で使う標高に変換するために不可欠な補正値であり、日本では国土地理院がモデルを提供しています。
水準面
重力の方向(鉛直方向)に対して、あらゆる場所で直交する連続した曲面のことです。静止した水面のように、どこでも重力のポテンシャルが等しい「等ポテンシャル面」を指します。水準面は高さに応じて無数に存在しますが、そのうち平均海面と一致するように選ばれた特定の水準面がジオイドであり、高さ測定の基準となります。
平均海面
波浪や潮汐によって絶えず変化する海面を、長期間にわたって観測し平均化した仮想的な静止面のことです。標高を定義するための基準となる面であり、日本では東京湾の平均海面が「日本水準原点」の標高24.3900mの根拠となっています。この面を陸地まで延長したものがジオイドであり、測地学における高さの出発点と言えます。

測量士補の対策はアプリで

AIが毎週生成する新作問題・ランクマッチ・週次ランキング・AI診断で「続けられる」資格学習を。無料で始められます。

不動産・建築・建物の他の資格