IT・情報処理 / AWS 認定

AWS Certified Solution Architect Professional(SAP-C02)の例題・出題範囲・重要用語

AWSソリューションアーキテクトプロフェッショナルC02

出題範囲

  • Domain 2: Design for new solutions
  • Domain 3: Continuous improvement for existing solutions
  • Domain 1: Design solutions for organizational complexity
  • Domain 4: Accelerate workload migration and modernization
  • D1-T1: Multi-account strategy & governance (Organizations/SCP/guardrails)
  • D1-T4: Cross-account/Region data protection & KMS encryption strategy
  • D1-T2: Hybrid & multi-account networking (VPC/Transit Gateway/VPN/DX)
  • D1-T5: Multi-Region resiliency & DR (RTO/RPO, failover patterns)
  • D1-T3: Cross-account identity & access (SSO/Federation/IAM roles)
  • D2-T3: Data/storage design (S3/EBS/EFS/RDS/Aurora/DynamoDB)
  • D2-T5: Security controls (IAM/KMS/WAF/Shield/Secrets Manager)
  • D2-T6: Observability & operations (CloudWatch/X-Ray/CloudTrail)
  • D2-T4: Networking & edge (ALB/NLB/CloudFront/GA/Route 53)
  • D2-T1: Requirements → target architecture (HA/scale/security/cost)
  • D2-T2: Compute selection (EC2/ASG/EKS/ECS/Fargate/Lambda)
  • D3-T2: Performance optimization (caching/partitioning/scaling)
  • D3-T1: Cost optimization (RI/SP/Graviton/storage classes)
  • D3-T3: Resilience & reliability improvements (retries/backoff/DR)
  • D3-T4: Operational excellence (IaC/CI-CD/deploy patterns/runbooks)
  • D4-T4: Modernization (containers/serverless/managed DB/analytics)
  • D4-T1: Discovery & assessment (inventory, TCO, readiness)
  • D4-T5: Validation, cutover & post-migration optimization
  • D4-T3: Data migration (DMS/SCT, cutover, sync strategies)
  • D4-T2: Migration strategy (7R) & wave planning

例題に挑戦

スキルサートのAIが生成した演習問題のサンプルです。アプリでは毎週新しい問題が追加されます。

例題1

大規模なエンタープライズ企業が、オンプレミスのデータセンターから500以上のアプリケーションをAWSに移行する計画を立てています。初期の移行フェーズである「Wave 1」の成功を確実にし、プロジェクトの勢いを維持するために、クラウド移行チームがWave 1に含めるべきアプリケーションの特性として、最も適切な組み合わせはどれですか。(2つ選択)

  1. ビジネスインパクトが極めて高く、ダウンタイムが許容されないミッションクリティカルなシステム
  2. コードの完全な書き換えが必要な、複雑な依存関係を持つレガシーなモノリスアプリケーション
  3. クラウドネイティブな構成をすでに持っており、移行による学習効果と実績の証明が容易なアプリケーション
  4. 技術的な複雑性が低く、依存関係が最小限である社内向けの非クリティカルなアプリケーション
  5. サードパーティ製のライセンス制約が厳しく、移行に法的調整が必要なアプリケーション
解答と解説を見る

正解: クラウドネイティブな構成をすでに持っており、移行による学習効果と実績の証明が容易なアプリケーション / 技術的な複雑性が低く、依存関係が最小限である社内向けの非クリティカルなアプリケーション

正解は「技術的な複雑性が低く、依存関係が最小限である社内向けの非クリティカルなアプリケーション」および「クラウドネイティブな構成をすでに持っており、移行による学習効果と実績の証明が容易なアプリケーション」です。大規模移行のWave 1(最初の波)では、早期の成功(Quick Win)を収め、移行プロセスをテスト・改善することが重要です。そのため、リスクの低い内部アプリケーションや、複雑性の低いアプリケーションを優先的に選択します。逆に、ビジネスインパクトが非常に高いものや、複雑な依存関係、法的な制約があるものは、プロセスが安定した後のフェーズに計画するのが一般的です。これにより、チームの習熟度を高めつつ、プロジェクト全体の信頼性を確保します。

例題2

ある金融機関が、古い.NETアプリケーションをオンプレミスからAWSへ移行しようとしています。このアプリケーションは特定のOSバージョンに依存していますが、移行を機にOSのパッチ管理やバックアップの運用負荷を軽減したいと考えています。コードの大幅な変更は予算の都合上避けなければなりません。このシナリオにおいて最適な移行戦略(7R)はどれですか。

  1. リホスト
  2. リファクタリング
  3. リパーチェス
  4. リテイン
  5. リプラットフォーム
解答と解説を見る

正解: リプラットフォーム

正解は「リプラットフォーム」です。リプラットフォーム(Lift and Reshape)は、アプリケーションのコアアーキテクチャを変更せずに、マネージドサービスを活用して運用負荷を軽減する戦略です。このシナリオでは、OSのパッチ管理やバックアップの負担を減らすために、AWS Elastic BeanstalkやAmazon RDSなどのマネージドサービスへ移行することが該当します。リホストは単なるOSごとの移動であり運用負荷の劇的な改善には繋がりません。リファクタリングはコードの変更を伴うため予算超過のリスクがあります。リプラットフォームは、最小限の変更でクラウドの恩恵を受けるためのバランスの取れた選択肢です。

重要用語

AWS Organizations
複数のAWSアカウントを統合管理するためのサービスです。一括請求(コンソリデーティッドビリング)によるコスト最適化や、組織単位(OU)によるアカウントの階層化、サービス制御ポリシー(SCP)を用いた一元的な権限管理を可能にします。SAP試験では、大規模なマルチアカウント環境におけるガバナンスとセキュリティを確保するための基盤として不可欠な要素です。
Service Control Policies (SCP)
AWS Organizationsの組織やOU、アカウントに対して適用できるガードレールです。IAMポリシーと組み合わせて使用し、特定のアクションを組織レベルで制限します。特徴として、アカウント内のルートユーザーを含むすべてのユーザーに適用されます。SCP自体は許可を与えず、許可される最大範囲を定義するものであるため、IAMによる明示的な許可も別途必要となります。
Organizational Unit (OU)
AWS Organizations内でAWSアカウントを論理的にグループ化するためのコンテナです。開発、テスト、本番といった環境別や、部門ごとにOUを作成し、それぞれに異なるSCPを適用することで、セキュリティ境界を明確化します。OUを入れ子構造にすることで、組織の運用体制に合わせた柔軟なポリシー適用と階層的な管理を実現できます。
AWS Control Tower
AWSのベストプラクティスに基づいたマルチアカウント環境(ランディングゾーン)を自動的にセットアップ・管理するサービスです。AWS Organizationsの上に構築され、ガードレールの適用、ログアーカイブ用アカウントの自動作成、アカウントファクトリーによる新規アカウント発行の自動化などを提供し、統制の取れた環境を迅速に構築します。
予防的ガードレール (Preventive Guardrails)
ポリシーに反する操作を未然に防ぐ仕組みです。主にAWS OrganizationsのSCPを使用して実装されます。例えば、特定リージョン以外の使用禁止や、CloudTrailの無効化を阻止する設定がこれに該当します。SAP試験では、コンプライアンス遵守を強制するための手段として、発見的ガードレールとの使い分けが重要となります。
発見的ガードレール (Detective Guardrails)
ポリシーに違反するリソースの作成や設定変更を継続的に監視し、検出した際に通知や自動修復を行う仕組みです。主にAWS Configルールを使用して実装されます。予防的ガードレールで禁止できない柔軟な要件に対して、非準拠なリソースを特定し、ダッシュボードで可視化することで、組織全体のコンプライアンス状況を把握するために用いられます。
Tag Policies
AWS Organizationsの機能で、リソースに付与されるタグの形式やキー・値を標準化するためのルールです。タグ付けの命名規則を強制することで、コスト配分の可視化やリソース管理の自動化を正確に行えるようにします。大文字小文字の区別も含めて定義可能で、規定に従っていないタグ付け操作を防ぐことで、運用効率を高める役割を果たします。
Account Factory
AWS Control Towerの機能の一つで、標準化された設定を持つ新しいAWSアカウントを自動で発行・構成するコンポーネントです。Service Catalogを活用し、あらかじめ定義されたネットワーク設定や適用済みのガードレールを含んだ状態でアカウントが払い出されます。これにより、組織内のユーザーが迅速に統制された環境をセルフサービスで利用可能になります。

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