IT・情報処理 / 情報処理技術者(IPA)

プロジェクトマネージャ試験の無料問題集・例題・出題範囲

IPA PM — 統合/スコープ/進捗/コスト/品質/資源/リスク/調達/ステークホルダー

  • 712問
  • 9分野
  • 解説つき・無料で演習
  • 問題の最終更新:

出題範囲(9分野)

  • ガバナンス/倫理/法務80問
  • 品質/資源/コミュニケーション79問
  • 統合/スコープ/進捗/コスト管理80問
  • リスク/調達/ステークホルダー80問
  • 統合/スコープ/スケジュール/コスト80問
  • アジャイル/ハイブリッド/リーン80問
  • リスク/調達/ステークホルダー80問
  • ガバナンス/倫理/法務/コンプライアンス74問
  • 品質/資源/コミュニケーション79問

プロジェクトマネージャ試験の例題(6問・解説つき)

スキルサートのAIが出題範囲に沿って作成した演習問題です(過去問ではありません)。アプリでは毎週新しい問題が追加されます。

例題1ガバナンス/倫理/法務

下請代金支払遅延等防止法(下請法)において、親事業者が下請事業者に対して行う禁止行為として、適切なものはどれか。

  1. 納品物の受領後、直ちに検査を行い、瑕疵が発見されたため返品を行うこと。
  2. 下請代金の支払期日を、親事業者が給付の内容について検査をするかどうかにかかわらず、物品等を受領した日から起算して60日以内に定めること。
  3. 親事業者の発注担当者が、下請事業者の役員に対して、自社製品の一般的なカタログを送付すること。
  4. 下請事業者の技術力を向上させる目的で、特定の作業マニュアルの使用を推奨すること。
  5. 下請事業者の責めに帰すべき理由がないのに、発注時に定めた下請代金の額を減じること。
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正解: 下請事業者の責めに帰すべき理由がないのに、発注時に定めた下請代金の額を減じること。

下請代金支払遅延等防止法(下請法)第4条第1項第3号では、親事業者の禁止事項として「下請代金の減額の禁止」が定められています。これは、下請事業者の責めに帰すべき理由がないのにもかかわらず、発注時に決定した代金を後から減額することを禁じるものです。たとえ下請事業者との合意があったとしても、あるいは単価引き下げの協力要請という形であっても、実質的に不当な減額とみなされれば法違反となります。正解は「下請事業者の責めに帰すべき理由がないのに、発注時に定めた下請代金の額を減じること。」です。

例題2品質/資源/コミュニケーション

プロジェクトの品質マネジメントにおける品質保証と品質コントロールに関する記述のうち、不適切なものはどれか。

  1. 品質コントロールは、プロジェクトの実行フェーズが完了した後にのみ実施される活動である。
  2. 品質マネジメント計画で定義された品質基準やプロセスは、プロジェクト全体を通じて品質保証と品質コントロールの両方に影響を与える。
  3. 品質コントロールの主な目的は、個々の成果物が品質基準に合致しているかを確認し、不具合を特定することである。
  4. 品質監査は、プロジェクト内の活動が組織の指針やプロセスに従っているかを判定する品質保証の手段である。
  5. 品質保証は、プロジェクトのプロセスが適切に実行されているかを評価し、改善を促す活動である。
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正解: 品質コントロールは、プロジェクトの実行フェーズが完了した後にのみ実施される活動である。

正解は「品質コントロールは、プロジェクトの実行フェーズが完了した後にのみ実施される活動である。」です。品質コントロールは、プロジェクトの全期間を通じて、成果物やプロセスの結果を継続的に監視し、品質基準が満たされているかを確認するために実施されるべきものです。実行フェーズ後のみに行うものではなく、不具合の早期発見・修正のために反復的に行われます。他の選択肢は、品質監査の定義や品質保証の役割、品質コントロールの目的を正確に述べています。

例題3統合/スコープ/進捗/コスト管理

プロジェクトの進捗管理において、EVM(Earned Value Management)を用いた分析を行っている。ある時点での指標が、PV=100、EV=80、AC=90であったとき、このプロジェクトの状態に関する記述として適切なものはどれか。

  1. スケジュールは先行しているが、コストは超過している。
  2. スケジュールが遅延しており、コストも超過している。
  3. スケジュールが遅延しているが、コストは予算内に収まっている。
  4. スケジュール、コストともに計画通りに推移している。
  5. スケジュールは先行しているが、コストは予算内に収まっている。
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正解: スケジュールが遅延しており、コストも超過している。

EVM(アーンドバリューマネジメント)において、コストの予実を評価するCV(Cost Variance)はEV - AC、スケジュールの進捗を評価するSV(Schedule Variance)はEV - PVの計算式で求められます。本問の数値を当てはめると、SV = 80 - 100 = -20 となり、負の値であるためスケジュールが遅延していることが判断できます。また、CV = 80 - 90 = -10 となり、こちらも負の値であるためコストが超過している状態です。したがって正解は「スケジュールが遅延しており、コストも超過している。」です。

例題4リスク/調達/ステークホルダー

プロジェクト・ステークホルダー・マネジメントにおいて、ステークホルダーを、プロジェクトに及ぼす権限とプロジェクトの結果に対する関心度に基づいて分類し、コミュニケーションや関わりの優先付けを行うために用いられる手法はどれか。

  1. 影響度/関与度マトリックス
  2. ステークホルダー・エンゲージメント評価マトリックス
  3. ステークホルダー・キューブ
  4. サリエンス・モデル
  5. パワー/関心グリッド
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正解: パワー/関心グリッド

正解は「パワー/関心グリッド」です。これはステークホルダーを「権限(Power)」と「関心(Interest)」の2軸でマッピングする手法であり、それぞれの象限(密接な管理、満足させる、情報提供、監視)に応じたエンゲージメント戦略を策定するために使用されます。サリエンス・モデルは権力・緊急性・正当性の3要素で分析する手法であり、ステークホルダー・エンゲージメント評価マトリックスは現在の関与レベルと望ましい関与レベルを比較するツールであるため、本問の定義とは異なります。

例題5統合/スコープ/スケジュール/コスト

WBS(Work Breakdown Structure)の作成における「要素分解」の記述として、適切なものはどれか。

  1. 下位レベルの要素の合計が、上位レベルの要素と等しくなるようにする。
  2. 組織図の階層構造に合わせて、各部門の責任範囲が重複しないように作業を割り振る。
  3. 外部ベンダーに委託する作業については、成果物の管理が困難になるため、WBSの分解対象からは除外する。
  4. プロジェクトの全期間にわたる詳細な作業内容を、実行開始前にすべて一律の粒度まで洗い出す。
  5. 作業の前後関係を明確にし、プロジェクトのクリティカルパスを特定することに重点を置いて分解する。
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正解: 下位レベルの要素の合計が、上位レベルの要素と等しくなるようにする。

WBSの作成における要素分解では「100%ルール」が基本原則となります。これは、下位レベルに分解された要素の合計が、その上位レベルの要素の内容を過不足なく、正確に網羅していなければならないという考え方です。正解は「下位レベルの要素の合計が、上位レベルの要素と等しくなるようにする。」です。このルールを守ることで、プロジェクトスコープの漏れや重複を防ぐことができます。作業の前後関係の定義はスケジュール作成の工程で行い、組織図への割り当てはOBS(組織分解図)に関連する活動です。

例題6アジャイル/ハイブリッド/リーン

スクラム開発において、スクラムマスターが果たすべき主要な役割として、適切なものはどれか。

  1. プロダクトの収益性に責任を持ち、予算を管理する。
  2. 外部ベンダーとの契約交渉において主導権を握る。
  3. 開発チームに対して詳細な作業指示を毎日行う。
  4. 最終的な製品の品質保証に関する全責任を負う。
  5. チームの障害を取り除く役割を担う。
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正解: チームの障害を取り除く役割を担う。

正解は「チームの障害を取り除く役割を担う。」です。スクラムマスターは、開発チームが円滑に作業を進められるように、組織内の調整や物理的な障壁の除去を行うサーバントリーダーとしての役割が期待されます。プロダクトの価値や優先順位を判断するのはプロダクトオーナーの責務であり、具体的な作業の指示は自己組織化されたチーム内で行われるため、スクラムマスターが直接的な指示を行うことはありません。

プロジェクトマネージャ試験の重要用語

ITガバナンス
組織の戦略目標達成に向け、経営陣がITを適切に統制・活用するための仕組みのことです。IT投資の最適化、リスク管理、資源配分の決定など、企業価値を最大化する意思決定プロセスを指します。プロジェクトマネージャは、自身のプロジェクトが組織のIT戦略やガバナンス方針と整合しているかを確認し、適切な報告と透明性の確保を行う役割を担います。
QC七つ道具
品質管理において、数値を収集・分析して客観的に判断するための7つの手法(パレート図、特性要因図、チェックシート、ヒストグラム、散布図、管理図、層別)。プロジェクトの状況を可視化し、品質上の問題点や改善の方向性を特定するために用いられる。試験では各ツールの特徴や、どのような分析に適しているかを問う問題が頻出するため、個別の役割を正確に理解しておく必要がある。
WBS (Work Breakdown Structure)
プロジェクトの成果物や作業を、管理しやすい粒度まで階層的に分解した構成図のこと。プロジェクトの全範囲を視覚化し、漏れや重複を防ぐために使用される。スケジュールの作成やコスト見積もりの基礎となり、各作業単位(ワークパッケージ)に対して責任を割り当てる際にも不可欠な、プロジェクトマネジメントにおける最も基本的なツールの一つである。
定性的リスク分析
リスクの発生確率と影響度を評価し、プロジェクトに対する優先順位を決定するプロセスです。発生確率・影響度行列を用いて視覚的に分類する手法が一般的です。主観的な評価を含みますが、迅速にリスクを順位付けできるため、限られたリソースをどのリスクに集中させるべきかを判断する際に重要です。
WBS (Work Breakdown Structure)
プロジェクトの成果物を詳細な要素に分解し、階層構造で表した図です。スコープを明確にするために不可欠であり、スケジュール作成やコスト見積もりの最小単位となるワークパッケージを定義します。作業の抜け漏れを防ぎ、チーム全員が担当範囲を正しく理解するための基盤となります。試験では、スコープ管理の最も重要なツールとして頻出します。
スクラム
アジャイル開発の代表的なフレームワークで、短期間の反復(スプリント)を繰り返しながら製品を段階的に構築します。透明性、検査、適応の3本柱を重視し、役割(PO、スクラムマスター、開発者)やイベント(デイリースクラム、レトロスペクティブ等)が定義されています。プロジェクトマネージャ試験では、自己組織化されたチームの管理や進捗把握の観点から重要視されます。
定性的リスク分析
リスクが発生する確率とプロジェクトに及ぼす影響度を評価し、リスクの優先順位を決定するプロセスです。一般的に「確率・影響度マトリックス」などを用いて視覚的に分類します。限られたリソースをどのリスク対策に優先的に配分すべきかを判断するために不可欠であり、より詳細な定量的分析を行う前段階として実施されます。
ITガバナンス
組織が競争優位性を確保するために、IT戦略の策定・実行を統制し、IT投資の価値を最大化しつつリスクを管理する仕組みのことです。経営陣の責任として、ITを適切に活用してビジネス価値を高めるための枠組みを構築します。試験では、経営戦略とIT戦略の整合性を図るためのガバナンスのあり方や、責任の所在を明確にするプロセスの重要性が問われます。

よくある質問

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