IT・情報処理 / Microsoft Azure 認定

AZ-104 Microsoft Azure Administratorの例題・出題範囲・重要用語

Identities/governance, storage, compute, networking, monitor/maintain

出題範囲

  • Deploy and manage Azure compute resources
  • Monitor and maintain Azure resources
  • Implement and manage storage
  • Manage Azure identities and governance
  • Implement and manage virtual networking

例題に挑戦

スキルサートのAIが生成した演習問題のサンプルです。アプリでは毎週新しい問題が追加されます。

例題1

ある企業が、リージョン全体の障害が発生した場合でもデータの可用性を維持し、かつプライマリリージョン内でのデータセンターの障害(ゾーン障害)からも保護されるストレージソリューションを必要としています。どのレプリケーションオプションを選択すべきですか?

  1. ローカル冗長ストレージ (LRS)
  2. 読み取りアクセス地理冗長ストレージ (RA-GRS)
  3. 地理ゾーン冗長ストレージ (GZRS)
  4. ゾーン冗長ストレージ (ZRS)
  5. 地理冗長ストレージ (GRS)
解答と解説を見る

正解: 地理ゾーン冗長ストレージ (GZRS)

正解は「地理ゾーン冗長ストレージ (GZRS)」です。GZRSは、プライマリリージョンの3つの可用性ゾーンにわたってデータを同期的に書き込み(ゾーン障害への対策)、さらに二次リージョンへ非同期的にデータを複製する(リージョン障害への対策)ことで、最も高いレベルの保護を提供します。LRSやZRSは単一リージョン内のみの保護であり、GRSはプライマリリージョン内ではLRS(単一のデータセンター内での複製)であるため、ゾーン障害に対する耐性がGZRSより低くなります。

例題2

オンプレミスの Windows Server 上の共有フォルダを Azure Files と同期するために、対象のサーバーにインストールする必要があるコンポーネントはどれですか?

  1. Azure Storage Explorer
  2. Azure Backup エージェント
  3. Azure Data Box ゲートウェイ
  4. Azure File Sync エージェント
  5. AzCopy
解答と解説を見る

正解: Azure File Sync エージェント

正解は「Azure File Sync エージェント」です。Azure File Syncを利用することで、オンプレミスのファイルサーバーを Azure Files のキャッシュとして利用できるようになります。この構成を実現するには、同期対象となる各 Windows Server にエージェントをインストールし、サーバーを登録する必要があります。Azure Storage ExplorerやAzCopyはデータの転送や管理には使用されますが、バックグラウンドでの継続的な同期サービスを提供するものではありません。

重要用語

Azure Virtual Machines (VM)
Azureが提供するIaaSの基本サービスであり、クラウド上でWindowsやLinuxの仮想サーバーを実行できます。OSの選択から、CPU、メモリ、ストレージの構成までユーザーが自由に管理できるのが特徴です。オンプレミスからの移行や、特定のOS設定が必要なアプリケーションの実行に最適ですが、パッチ適用やバックアップなどの運用管理はユーザーの責任となります。
可用性セット (Availability Set)
仮想マシンの冗長性を高めるための論理的なグループ化機能です。仮想マシンを複数の「障害ドメイン」と「更新ドメイン」に分散配置することで、データセンター内でのハードウェア故障や計画メンテナンスによる同時停止を防ぎます。これにより、単一の仮想マシン構成よりも高いサービスレベル(SLA)を維持し、システムの可用性を向上させることができます。
仮想マシンスケールセット (VMSS)
同一構成の仮想マシンのグループを自動的に作成、管理、およびスケーリングするためのサービスです。CPU負荷やスケジュールに基づいて、インスタンスの数を自動で増減させる「オートスケーリング」機能が最大の特徴です。大規模なWebアプリやビッグデータ処理など、ワークロードの変動が激しい環境において、コスト効率と可用性を両立させるのに適しています。
Azure App Service
WebアプリケーションやREST API、モバイルバックエンドをホストするためのPaaS(Platform as a Service)です。インフラの管理をAzure側が行うため、開発者はコードに集中できます。自動スケーリング、継続的デプロイ(CI/CD)、デプロイスロット(本番前確認環境)などの強力な機能を備えており、複数のプログラミング言語に対応しています。
Azure Container Instances (ACI)
サーバーレス環境でコンテナを迅速かつ簡単に実行できるサービスです。仮想マシンのプロビジョニングや管理、オーケストレーターの設定が不要で、コンテナイメージを指定するだけで即座に起動できます。短時間で終わるタスクの実行や、バースト的な負荷への対応、テスト環境の構築など、管理オーバーヘッドを最小限に抑えたい場合に非常に有効です。
Azure Kubernetes Service (AKS)
コンテナ化されたアプリケーションの管理・スケーリングを自動化する、オープンソースのKubernetesをベースとしたフルマネージドサービスです。複雑なKubernetesクラスターの構築やアップグレードをAzureが管理するため、運用の負担が大幅に軽減されます。ACIと連携した高速なスケーリングや、Azure Active Directoryとの統合による高度なセキュリティも特徴です。
Azure Bastion
仮想ネットワーク(VNet)内の仮想マシンに対して、ブラウザ経由で安全にRDPやSSH接続を提供するフルマネージドPaaSです。仮想マシンにパブリックIPアドレスを割り当てたり、直接インターネットに向けてポートを開放したりする必要がないため、セキュリティリスクを最小限に抑えつつ、リモート管理が可能です。設定が容易で、運用コストも抑えられます。
障害ドメイン (Fault Domain)
物理的な電源とネットワークスイッチを共有するハードウェア(通常は一つのラック)のグループを指します。可用性セット内に複数の障害ドメインを構成することで、特定の電源トラブルやスイッチ故障が発生しても、別の障害ドメインにある仮想マシンが稼働を続けるため、システム全体のダウンタイムを回避できます。物理的な耐障害性を確保するための重要な概念です。

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