出題範囲
- 運用中の管理・通信
- 緊急時手順・安全
- 発進・回収・操縦
- 設備・装備/点検
- 生存技術・救助
例題に挑戦
スキルサートのAIが生成した演習問題のサンプルです。アプリでは毎週新しい問題が追加されます。
例題1
救命艇を降下させる際、ペインター(もやい索)を適切に展張しておく主な目的として、最も適切なものはどれか。
- 救命艇の重量を分散させ、ダビットへの負荷を軽減するため
- 艇が着水した後、自動的に離脱装置を作動させるため
- 艇内に溜まった水を排水するための動力を得るため
- 艇が着水した際に、本船の直下に留まり前後方向の振れを抑えるため
- 艇のエンジンを始動するための補助力とするため
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正解: 艇が着水した際に、本船の直下に留まり前後方向の振れを抑えるため
正解は『艇が着水した際に、本船の直下に留まり前後方向の振れを抑えるため』です。ペインター(もやい索)は、救命艇を降下させる際に非常に重要な役割を果たします。船が航走中や波がある状況で降下を行う際、艇が波や風の影響で前後や左右に大きく振れるのを防ぎ、着水後も艇が本船の直下(安全な位置)に留まるように保持します。これにより、離脱装置(フック)を安全なタイミングで解放することが可能になります。また、着水後に艇が本船から離れすぎて流されるのを防ぐ役割も兼ねています。
例題2
救命艇の操練および運用時における安全上の注意として、誤っているものはどれか。
- 艇の降下を開始する前に、艇の真下に障害物がないか確認する。
- 降下中、艇の動揺を抑えるために乗組員は全員が起立してバランスを取る。
- ハッチや窓があるタイプの艇では、降下前にそれらが確実に閉鎖されているか確認する。
- 離脱装置(フック)の操作は、指揮者の明確な合図に従って行う。
- 着水直前には、乗組員は座席に深く座り、安全ベルトを確実に着用する。
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正解: 降下中、艇の動揺を抑えるために乗組員は全員が起立してバランスを取る。
正解は『降下中、艇の動揺を抑えるために乗組員は全員が起立してバランスを取る。』です。救命艇の降下中や着水の衝撃に備える際、艇内で起立することは極めて危険です。艇が動揺したり着水したりする際の衝撃で転倒し、怪我をする恐れがあるため、すべての乗組員は指定された座席に座り、安全ベルトをしっかりと締め、手すりなどに掴まって身を守らなければなりません。その他の選択肢である障害物確認、指揮者の合図の遵守、ハッチの閉鎖、安全ベルトの着用などは、すべて安全運用のための正しい手順です。
重要用語
- 退船 (Abandon Ship)
- 船舶が沈没や火災などで修復不可能な危機に陥った際、船長の命令により乗組員や旅客が船を離れること。緊急信号(短音7回と長音1回)が発せられた後、指定された集合場所へ集まり、救命胴衣等を着用して迅速かつ冷静に行動することが求められる。生命を守るための最終手段であり、訓練を通じた手順の熟知が不可欠である。
- 集合場所 (Muster Station)
- 緊急事態発生時に乗組員や旅客が最初に集まるべき指定された場所。各人の役割や退船手順を確認するための重要な拠点で、避難経路図(Muster List)に明記されている。迅速な人員確認と装備のチェックが行われ、救命艇への乗り込み準備を整える場所となる。通常、甲板上の安全で救命艇に近い場所に設定される。
- イマージョン・スーツ (Immersion Suit)
- 低温の海水に落水した際、体温の低下を防ぐために着用する防水・断熱性能を備えた特殊な保護服。PSCRBでは、このスーツを一人で短時間に正しく着用できることが求められる。浮力も備えており、救命胴衣を併用しなくても浮くことが可能。極寒の海域での生存時間を大幅に延ばすための、極めて重要な個人救命設備である。
- 非常用位置指示無線標識 (EPIRB)
- 船舶が遭難した際に、人工衛星を介して遭難信号と自船の位置情報を捜索救助機関に送信する装置。水没すると自動的に浮上し発信を開始する機能や、手動で起動する機能がある。救助側が遭難場所を迅速に特定するために不可欠な無線設備であり、救命艇への積み込みや定期的な点検が義務付けられている。
- 捜索救助用レーダートランスポンダ (SART)
- 周辺の船舶や航空機から発射されるレーダー波に反応し、相手のレーダー画面上に一連の輝点(信号)を表示させる装置。これにより、漂流する救命艇等の正確な位置を捜索側に知らせる。遭難者が自力で位置を伝えられない夜間や視界不良時でも、数マイル先から発見を容易にする重要な救助活動支援ツールである。
- 信号紅炎 (Pyrotechnics)
- 救助を求める際に視覚的に位置を知らせるための発火式信号機。手持ち信号、落下傘付信号、発煙信号などがある。火傷や火災に注意しながら、風下に向かって使用するなどの正しい取り扱いが求められる。特に航空機や他船が視認できる距離に近づいた際に使用し、救助の最終段階で正確な位置を特定させるために使用される。
- 救命艇 (Lifeboat)
- 遭難時に船舶から離脱し、生存者が長時間生活できるよう設計された堅牢な小型舟艇。十分な食糧、水、医療品、通信機器が備わっており、全閉囲型や半閉囲型がある。エンジン駆動が可能で、荒天時でも高い復原性を持ち、救助が到着するまでの生存拠点となる。操縦方法や装備品の使用法を熟知することがPSCRBの核心である。
- 救助艇 (Rescue Boat)
- 落水者の救助や、救命いかだの曳航を目的とした機動力の高い小型ボート。救命艇とは異なり、迅速な発進と高い操縦性が重視される。最短時間で落水者を回収し、船上に引き揚げるための設備や馬力を備えている。STCW条約に基づき、定期的な訓練と、緊急時の迅速な降下・回収手順を習得しておくことが必須となる。
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