出題範囲
- 電装基礎
- 法規・安全
- 基礎力学・材料
- シャシ基礎
- 燃料・点火・潤滑/冷却
- エンジン基礎
例題に挑戦
スキルサートのAIが生成した演習問題のサンプルです。アプリでは毎週新しい問題が追加されます。
例題1
ガソリン・エンジンの冷却装置に用いられるサーモスタットに関する記述として、適切なものは次のうちどれか。
- エンジンが冷えているときは弁を全開にし、ラジエータへ冷却水を循環させて暖機を促進する。
- サーモスタットのジグル・バルブは、冷却水の注入時に空気抜きを妨げる役割を持っている。
- サーモスタットは、一般にシリンダ・ヘッドの冷却水出口ではなく、必ずラジエータのロア・タンク下部に取り付けられる。
- バイパス弁を持つタイプは、水温が高くなってメイン弁が開いたときに、バイパス通路を同時に全開にする。
- ワックス型サーモスタットは、ペレット内のワックスが熱で膨張する力を利用して弁を開く。
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正解: ワックス型サーモスタットは、ペレット内のワックスが熱で膨張する力を利用して弁を開く。
正解は「ワックス型サーモスタットは、ペレット内のワックスが熱で膨張する力を利用して弁を開く。」です。サーモスタットは、エンジン冷却水の温度に応じて弁を開閉し、冷却水の温度を一定に保つ役割をしています。ワックス型は、温度上昇に伴い内部のワックスが固体から液体に変化して膨張し、その力でスプリングを押し下げて弁を開く仕組みです。エンジンが冷えているときは弁を閉じ、ラジエータへの通路を遮断して暖機を早めます。
例題2
電子制御式燃料噴射装置のフューエル・ポンプ及び燃料系統に関する記述として、不適切なものは次のうちどれか。
- フューエル・ポンプ内のチェック・バルブは、エンジン停止後の燃料系統内の残圧を保持し、再始動性を高める。
- プレッシャ・レギュレータは、燃料の圧力を吸入空気の圧力(負圧)に対して常に一定に保つ働きをする。
- インタンク型フューエル・ポンプは、燃料タンク内に設置されており、ポンプの作動音を低減する効果がある。
- 燃料フィルタの目詰まりが発生すると、燃圧が異常に高くなり、インジェクタからの噴射量が過大になる。
- 燃料ポンプのプレッシャ・リリーフ・バルブは、吐出圧力が規定以上に上昇した際に燃料を逃がし、ポンプや配管を保護する。
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正解: 燃料フィルタの目詰まりが発生すると、燃圧が異常に高くなり、インジェクタからの噴射量が過大になる。
正解は「燃料フィルタの目詰まりが発生すると、燃圧が異常に高くなり、インジェクタからの噴射量が過大になる。」です。これが不適切な記述です。燃料フィルタが目詰まりすると、燃料の通り道が制限されるため、インジェクタ側に送られる燃料の圧力(燃圧)は低下します。その結果、必要な燃料が噴射されなくなり、エンジンの不調や始動不能を招きます。燃圧を一定に保つのはプレッシャ・レギュレータの役割です。
重要用語
- オームの法則
- 電気回路の基本となる法則で、電流(I)、電圧(V)、抵抗(R)の関係を表します。電圧は電流と抵抗の積(V=I×R)に等しくなります。この法則を理解することで、回路内の断線や接触不良などの故障診断が可能になります。整備士試験では、回路図から数値を算出する計算問題が頻繁に出題されるため、最も重要な基礎知識の一つです。
- 電圧降下
- 電流が抵抗を通過する際に電圧が低下する現象を指します。自動車の配線やコネクタに腐食や接触不良があると、そこで意図しない大きな抵抗が生じ、電装部品に十分な電圧が供給されなくなります。三級整備士試験では、接点不良の原因特定や、直列回路における各負荷にかかる電圧の計算に関連して重要な概念として扱われます。
- 合成抵抗
- 回路内に複数の抵抗がある場合、それらを一つの抵抗として計算した値のことです。直列回路では各抵抗の和となり、並列回路では各抵抗の逆数の和の逆数となります。自動車の電装系は多くの部品が複雑に接続されているため、回路全体の負荷を把握したり、適切なヒューズ容量を選定したりする際に不可欠な知識です。
- 直流(DC)
- 電流の流れる方向と大きさが常に一定である電流のことです。自動車のバッテリーから供給される電力は直流です。三級整備士の試験範囲では、バッテリーの特性やスターター、ライト類の作動を理解する上で基本となります。また、一部のセンサー信号なども直流電圧の変化として扱われることが多いため、交流との違いを明確に区別する必要があります。
- 交流(AC)
- 電流の流れる方向と大きさが周期的に変化する電流のことです。自動車では、オルタネーター(発電機)で発電された直後の電気は交流ですが、ダイオードによって直流に整流されてからバッテリーに蓄えられます。試験ではオルタネーターの構造や、波形の理解、さらに整流の仕組みに関する基礎知識として、直流と対比させて出題されることが多い用語です。
- 電力
- 電気が単位時間あたりに行う仕事の量で、単位はワット(W)で表されます。計算式は「電力=電圧×電流」です。電球の明るさやモーターの力強さに直結する指標であり、電装部品の性能評価に用いられます。整備士試験では、消費電力から流れる電流値を逆算し、適切な配線の太さやヒューズの規格を判断する際の実践的な知識として求められます。
- 短絡(ショート)
- 本来の回路を経由せず、電源のプラス側とマイナス側が直接、あるいは極めて低い抵抗値でつながってしまう現象です。大きな電流が流れるため、配線の発熱や焼損、火災の原因となります。試験では、回路保護のためのヒューズの役割や、配線被覆の損傷によるトラブル事例として、その発生原因と回路に与える影響がよく問われます。
- 絶縁
- 電気を通しにくい物質(絶縁体)を用いて、電流が目的外の場所へ漏れないように遮断することです。自動車の配線はビニールなどの被覆で覆われており、これにより車体への漏電(アースへの短絡)を防いでいます。試験では、サーキットテスタを用いた絶縁抵抗の測定方法や、経年劣化による絶縁不良が引き起こす不具合について理解しておく必要があります。
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