運転・整備 / 自動車整備士

二級二輪自動車整備士の例題・出題範囲・重要用語

二輪構造/エンジン/燃料・点火/シャシ/電装/法規

出題範囲

  • 法規・安全
  • シャシ/サス/ブレーキ
  • 電装/保安
  • 二輪構造/フレーム
  • 二輪エンジン
  • 燃料・点火

例題に挑戦

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例題1

二輪の小型自動車の定期点検整備について、道路運送車両法で定められている自家用(事業用以外)車両の点検実施周期として、適切なものはどれか。

  1. 6ヶ月ごと
  2. 1年(12ヶ月)ごと
  3. 2年(24ヶ月)ごと
  4. 車検の有効期間が満了するごと
  5. 走行距離が5,000kmを超えるごと
解答と解説を見る

正解: 1年(12ヶ月)ごと

正解は『1年(12ヶ月)ごと』です。道路運送車両法第48条(定期点検整備)に基づき、自家用の二輪の小型自動車(排気量250cc超)の使用者は、1年ごとに定められた項目について点検を行う義務があります。なお、二輪の軽自動車(125cc超250cc以下)についても同様に1年ごとの定期点検が義務付けられていますが、原動機付自転車にはこの法定点検の義務は適用されません。点検の結果、必要な整備を行った際は点検整備記録簿に記入し、1年間保存する必要があります。

例題2

二輪自動車の灯火器等の保安基準において、方向指示器の毎分当たりの点滅回数として定められている範囲はどれか。

  1. 30回以上90回以下
  2. 50回以上110回以下
  3. 80回以上140回以下
  4. 60回以上120回以下
  5. 40回以上100回以下
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正解: 60回以上120回以下

正解は『60回以上120回以下』です。道路運送車両の保安基準第41条(方向指示器)の細目告示において、方向指示器の点滅周期は「毎分60回以上120回以下」と一定であることと定められています。この基準は二輪自動車だけでなく、四輪自動車など他の車両区分にも共通して適用される基準です。整備の際は、バルブのワット数違いやリレーの不具合、バッテリーの電圧低下などによって点滅速度が変化し、基準から外れていないかを確認することが重要です。

重要用語

ダイヤモンド・フレーム
エンジンを強度部材の一部として利用するフレーム形式です。エンジン下部を通るアンダーチューブを省略できるため、軽量化が可能となり、エンジンの搭載位置を低く抑えることができます。多くのスポーツタイプやロードモデルに採用されており、軽量かつ高剛性を実現する構造として一般的です。
クレードル・フレーム
エンジンをゆりかご(クレードル)のようにパイプで囲む構造のフレームです。ダウンチューブが1本のシングルクレードルや、2本のダブルクレードルなどの種類があります。エンジンの保護に優れ、剛性を確保しやすいため、大型バイクやオフロード車、アメリカンモデルに広く採用されています。
キャスタ角
フロントフォークの取り付け角度のことで、ステアリング軸(キャスタ軸)が垂直線に対してなす角度を指します。一般的にこの角度が大きくなると直進安定性が向上し、小さくなると軽快なハンドリングと旋回性能が得られます。二輪車の走行特性を決定する重要なジオメトリ要素の一つです。
トレール
ステアリング軸の延長線が路面と交わる点から、前輪タイヤの接地面中心までの水平距離を指します。キャスタ角とともに直進安定性に深く関わっており、一般的にトレール量が多いほど直進安定性が増し、少ないほどクイックな操舵感となります。タイヤ径やフロントフォークのオフセット量で変化します。
ステアリング・ダンパ
高速走行時や路面の凹凸によって発生するハンドルの不規則な振れや振動を、オイルの減衰力を利用して抑制する装置です。キックバック現象やシミー現象を抑え、走行安定性と安全性を高める役割を果たします。主に高性能なスポーツモデルや、直進安定性を重視する車両に装着されます。
モノコック・フレーム
フレーム自体を殻のような構造にし、外板で強度を持たせる形式です。航空機の構造を応用したもので、燃料タンクやエアクリーナーボックスと一体化させることで、スペース効率の向上と軽量・高剛性を両立できます。一部の大型メガスポーツモデルなどに採用されている特殊な構造です。
バックボーン・フレーム
脊椎(バックボーン)のように、太い1本のメインパイプが車体中央を貫く構造のフレームです。エンジンを上部から吊り下げる形で搭載することが多く、構造がシンプルで生産性に優れています。スクーターや小排気量の街乗りバイクに多く採用されており、スリムな車体設計が可能です。
スイング・アーム
後輪を保持し、路面からの衝撃を吸収するために上下方向に可動するアームです。フレームのピボット軸を起点としてリヤショックアブソーバと連結し、リヤサスペンションの一部を構成します。エンジンの駆動力を路面に伝える際の剛性と、路面追従性を支える重要な可動部品です。

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