医療・介護・福祉 / 医療国家資格

看護師国家試験の例題・出題範囲・重要用語

人体/疾病/保健医療福祉/基礎看護/各論(成人・老年・小児・母性・精神)/在宅/統合と実践

出題範囲

  • 母性看護学
  • 看護の統合と実践
  • 小児看護学
  • 地域・在宅看護論
  • 老年看護学
  • 健康支援と社会保障制度
  • 成人看護学
  • 精神看護学
  • 疾病の成り立ちと回復の促進
  • 人体の構造と機能
  • 基礎看護学

例題に挑戦

スキルサートのAIが生成した演習問題のサンプルです。アプリでは毎週新しい問題が追加されます。

例題1

在宅酸素療法(HOT)を導入する患者とその家族への指導内容で、適切なものはどれか。

  1. 外出時には、予備のボンベの残量を確認する必要はない。
  2. 火気を使用する際は、酸素カニューレを外して2m以上離れる。
  3. 入浴中は酸素吸入を一時的に中断する。
  4. 鼻粘膜の乾燥がある場合は、オイルを塗布して保護する。
  5. 酸素濃縮器の周囲20cm以内にストーブを置いても良い。
解答と解説を見る

正解: 火気を使用する際は、酸素カニューレを外して2m以上離れる。

正解は「火気を使用する際は、酸素カニューレを外して2m以上離れる。」です。在宅酸素療法において、酸素は助燃性ガスであるため、火気管理は非常に重要です。酸素吸入中は火気から2m以上離れることが原則であり、調理や喫煙、ストーブの使用時には厳重な注意が必要です。酸素濃縮器の周囲に可燃物を置かないことも基本です。鼻粘膜の乾燥に対してオイル(油性クリーム)を使用すると、酸素と反応して発火する危険があるため、水溶性ゼリーなどを使用します。また、入浴中も安静時と同等以上の酸素消費があるため、医師の指示通り継続して吸入する必要があります。外出時のボンベ残量確認は安全確保のために不可欠な習慣です。

例題2

介護保険制度において、要介護者が自宅で受けられる給付対象サービスはどれか。

  1. 訪問看護
  2. 医療保険による精神科訪問看護
  3. 住宅手当の支給
  4. 生活保護の住宅扶助
  5. 入院中の食事療養費
解答と解説を見る

正解: 訪問看護

正解は「訪問看護」です。介護保険法に基づき、要介護・要支援認定を受けた者が居宅で自立した生活を送れるよう、訪問看護、訪問介護、通所介護(デイサービス)などの居宅サービスが提供されます。訪問看護は、主治医の指示に基づき看護師等が家庭を訪問し、療養上の世話や診療の補助を行うサービスです。一方、精神科訪問看護は原則として医療保険の対象となります。入院中の食事療養費は医療保険の枠組みであり、住宅手当や生活保護の扶助は介護保険制度とは別の社会保障制度です。介護保険はあくまで介護サービスの現物給付を原則としています。

重要用語

アプガースコア
出生直後の新生児の適応状態を評価する指標です。皮膚の色、心拍数、刺激に対する反応、筋緊張、呼吸の5項目を、各0〜2点の3段階で採点します。合計点は10点満点で、生後1分と5分に測定されます。7点以上は正常、4〜6点は軽度仮死、3点以下は重症仮死と判断され、蘇生の必要性を判断する重要な指標となります。
原始反射
赤ちゃんが生まれつき持っている、刺激に対して無意識に起こる反応のことです。代表的なものに、吸てつ反射、把握反射、モロー反射、バビンスキー反射などがあります。これらは中枢神経の発達に伴い、生後数ヶ月から1年程度で消失するのが一般的です。消失すべき時期に反射が残っている場合は、脳の発達の遅れや神経系の異常が疑われます。
川崎病
主に4歳以下の乳幼児に多く見られる、全身の血管に炎症が起きる原因不明の疾患です。主要症状として、5日以上続く発熱、発疹、目の充血、唇の赤みやイチゴ舌、手足の腫れ、首のリンパ節腫脹の6つが挙げられます。最も重大な合併症は冠動脈瘤であり、心筋梗塞のリスクを避けるために免疫グロブリン療法による早期治療が不可欠です。
乳幼児突然死症候群(SIDS)
それまで元気だった赤ちゃんが、眠っている間に突然死亡してしまう病気です。窒息などの事故とは異なり、原因は完全には解明されていませんが、予防策として「仰向けに寝かせる」「タバコをやめる」「できるだけ母乳で育てる」の3点が推奨されています。生後2〜6ヶ月に多く、冬場に発生しやすい傾向があります。
ファロー四徴症
先天性心疾患の一つで、心室中隔欠損、肺動脈狭窄、大動脈騎乗、右心室肥大の4つの特徴を持つ疾患です。チアノーゼ型心疾患の代表格であり、生後数ヶ月からチアノーゼや息切れが現れます。乳児が激しく泣いた際などに起こる無酸素発作への対応として、胸膝位(膝を胸に引き寄せる姿勢)をとらせることが試験でも頻出の重要な知識です。
児童虐待の防止等に関する法律
児童虐待の定義や、発見時の通告義務などを定めた法律です。虐待は「身体的虐待」「性的虐待」「ネグレクト」「心理的虐待」の4つに分類されます。看護師を含む医療従事者は、虐待の疑いがある児童を発見した場合、速やかに児童相談所または市町村に通告する義務があります。通告は確信がなくても「疑い」の段階で行う必要があります。
離乳
母乳やミルクなどの乳汁栄養から、幼児期の食事へ移行していく過程のことです。通常、生後5〜6ヶ月頃から開始します。発達の目安として、首の座りがしっかりしていること、食べ物に興味を示すことなどが挙げられます。なめらかにすりつぶした状態から始め、徐々に形を大きくします。食物アレルギーに注意しながら、1歳から1歳6ヶ月頃までに完了を目指します。
エリクソンの発達課題
心理学者のエリクソンが提唱した、各ライフステージにおける発達課題です。小児期において、乳児期は「信頼感 vs 不信感」、幼児期初期は「自律性 vs 恥・疑惑」、遊戯期は「積極性 vs 罪悪感」、学童期は「勤勉性 vs 劣等感」が課題とされます。看護においては、子供がその時期に必要な心理的成長を遂げられるよう、適切な支援を行うことが重要です。

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