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国家総合職(経済)の無料問題集・例題・出題範囲

基礎能力/専門(ミクロ/マクロ/計量/財政/経済史/国際経済)/総合論文

  • 499問
  • 7分野
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  • 問題の最終更新:

出題範囲(7分野)

  • 専門:ミクロ経済学70問
  • 教養(一般知能/一般知識)69問
  • 総合論文/政策論述70問
  • 専門:計量経済70問
  • 専門:経済史/国際経済75問
  • 専門:マクロ経済学70問
  • 専門:財政学/経済政策75問

国家総合職(経済)の例題(6問・解説つき)

スキルサートのAIが出題範囲に沿って作成した演習問題です(過去問ではありません)。アプリでは毎週新しい問題が追加されます。

例題1専門:ミクロ経済学

効用関数 $U = x_1 x_2$ を持つ消費者が、所得 $M$ をもとに価格 $p_1, p_2$ の財を購入する。このとき、$p_1$ が下落した際の代替効果と所得効果に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 価格の変化にかかわらず代替効果と所得効果は常に等しくなり、互いに打ち消し合う。
  2. 代替効果は常に負であり、所得効果がそれを上回る大きさで負に働く場合にギッフェン財となる。
  3. 代替効果は正、所得効果も正となり、この財は下級財(劣等財)に分類される。
  4. 代替効果によって $x_1$ の消費量は増加し、所得効果によっても $x_1$ の消費量は増加する。
  5. 所得効果は $p_1$ の変化による実質所得の変化分であり、このケースでは消費を減少させる方向に働く。
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正解: 代替効果によって $x_1$ の消費量は増加し、所得効果によっても $x_1$ の消費量は増加する。

正解は『代替効果によって x1 の消費量は増加し、所得効果によっても x1 の消費量は増加する。』です。価格下落に伴う消費量の変化は、相対価格の変化による代替効果と、実質所得の変化による所得効果に分解されます。この効用関数から導かれる需要関数は $x_1 = M/2p_1$ であり、所得 $M$ の増加に対して需要が増えるため上級財(正常財)です。価格下落時、代替効果は常に安くなった財の消費を増やし、所得効果も実質所得の上昇を通じて上級財の消費を増やすため、両方の効果がプラスに作用します。

例題2教養(一般知能/一般知識)

「資格試験に合格した者は、実務研修を受けることができる」、「実務研修を受けた者は、専門官として登録される」という2つの命題が共に真であるとき、論理的に導かれる結論として最も妥当なのはどれか。

  1. 専門官として登録された者は、資格試験に合格していない。
  2. 資格試験に合格した者は、専門官として登録される。
  3. 実務研修を受けた者は、資格試験に合格した者のみである。
  4. 資格試験に合格した者は、必ずしも専門官として登録されるわけではない。
  5. 実務研修を受けていない者は、資格試験に合格している。
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正解: 資格試験に合格した者は、専門官として登録される。

論理的推論における三段論法を用いた問題です。1つ目の命題をP→Q(資格試験合格→研修受講)、2つ目の命題をQ→R(研修受講→専門官登録)と置くと、これらが共に真であれば、三段論法によりP→R、すなわち「資格試験に合格した者は、専門官として登録される」という結論が必然的に導かれます。また、その対偶である「専門官として登録されない者は、資格試験に合格していない」も常に真となります。他の選択肢は、逆や裏の関係であったり、論理的に導けなかったりするため誤りです。正解は「資格試験に合格した者は、専門官として登録される。」です。

例題3総合論文/政策論述

近年の日本における「人口減少・少子高齢化」を踏まえた政策立案において、経済学的観点から労働力不足を補い、潜在成長率を維持するために最も重視されるべきアプローチとして、論理的に最も適切なものはどれか。

  1. 労働生産性の向上
  2. 付加価値の低い事業の存続を目的とした補助金制度の拡充
  3. 労働集約的な産業への財政支出の大幅な拡大
  4. 若年層の都市部への集中的な移住を促進する政策の導入
  5. 完全雇用を維持するための公的セクターでの雇用創出の最大化
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正解: 労働生産性の向上

正解は「労働生産性の向上」です。日本の労働力人口が減少局面にある中で、潜在成長率を維持・向上させるためには、労働投入量の減少を上回る効率性、すなわち労働生産性の向上が不可欠です。政策論述においては、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進や人的資本投資の強化を通じて、一人当たりの付加価値を高めることが持続可能な経済成長の鍵として議論されます。他の選択肢は、資源の非効率な配分を招いたり、人口動態の根本的な解決策にならなかったりするため、長期的な成長戦略としては優先度が低くなります。

例題4専門:計量経済

ガウス=マルコフの定理が成立する古典的線形回帰モデルにおいて、最小二乗推定量(OLS推定量)の性質に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 誤差項が正規分布に従わない場合、最小二乗推定量は不偏性を失い、一致性のみが保持される。
  2. 説明変数間に完全な多重共線性がある場合、最小二乗推定量は一意に定まるが、その分散が無限大になる。
  3. 最小二乗推定量は、線形な不偏推定量のクラスにおいて、その分散共分散行列の差が半正定値行列となる意味で最小の分散を持つ。
  4. 誤差項に自己相関が存在する場合でも、最小二乗推定量は最良線形不偏推定量(BLUE)となる。
  5. 最小二乗推定量は、すべての不偏推定量のなかで分散が最小となる。
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正解: 最小二乗推定量は、線形な不偏推定量のクラスにおいて、その分散共分散行列の差が半正定値行列となる意味で最小の分散を持つ。

正解は「最小二乗推定量は、線形な不偏推定量のクラスにおいて、その分散共分散行列の差が半正定値行列となる意味で最小の分散を持つ。」です。ガウス=マルコフの定理は、誤差項が独立同一分布に従い(分散一定・自己相関なし)、説明変数と相関しないという条件下で、最小二乗推定量が線形かつ不偏な推定量のなかで最小の分散を持つ(BLUEである)ことを保証します。「すべての不偏推定量」ではなく「線形な不偏推定量」の範囲である点が重要です。また、誤差項の正規性は不偏性やBLUEの成立には必須ではなく、検定統計量の分布を導出する際に必要となります。

例題5専門:経済史/国際経済

ヘクシャー=オリーン理論(H-O理論)に関する記述として、最も妥当なものはどれか。

  1. 要素価格均等化定理によれば、財の自由な移動が実現すれば、生産要素の国際的な移動がなくても要素価格は等しくなる。
  2. 自由貿易が行われると、各国で豊富に存在する生産要素の価格は相対的に下落する。
  3. 各国の技術水準に差異があることが、比較優位を決定する主要な要因であると考える。
  4. ストルパー=サミュエルソンの定理によれば、ある財の価格が上昇すると、その財に集約的に投入される要素の価格は下落する。
  5. リプチンスキーの定理によれば、ある生産要素の賦存量が増加すると、その要素を集約的に用いる財の生産量は減少する。
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正解: 要素価格均等化定理によれば、財の自由な移動が実現すれば、生産要素の国際的な移動がなくても要素価格は等しくなる。

正解は「要素価格均等化定理によれば、財の自由な移動が実現すれば、生産要素の国際的な移動がなくても要素価格は等しくなる。」です。ヘクシャー=オリーン理論における要素価格均等化定理は、一定の仮定のもとで、自由貿易によって財の価格が等しくなれば、各国の賃金や資本価格といった要素価格も最終的に均等化することを示しています。技術水準は各国で同一であると仮定されており、比較優位は生産要素の賦存比率によって決定されます。また、リプチンスキーの定理では要素増加によりその集約財の生産は増加し、ストルパー=サミュエルソンの定理では価格上昇によりその要素価格も上昇するため、他の選択肢は誤りです。

例題6専門:マクロ経済学

ある閉鎖経済において、消費関数が C = 0.8(Y - T) + 40、投資関数が I = 150 - 1000r、政府支出が G = 100、租税が T = 100 であるとする。また、貨幣需要関数が L = 0.4Y - 1000r、実質貨幣供給量が M/P = 150 であるとき、この経済における均衡国民所得(Y)として正しいものはどれか。

  1. 700
  2. 500
  3. 650
  4. 550
  5. 600
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正解: 600

正解は「600」です。まずIS曲線を求めます。均衡条件 Y = C + I + G に各式を代入すると、Y = 0.8(Y - 100) + 40 + 150 - 1000r + 100 となり、整理すると 0.2Y = 210 - 1000r、すなわち Y = 1050 - 5000r となります。次にLM曲線は 150 = 0.4Y - 1000r より 1000r = 0.4Y - 150 です。これをIS曲線に代入するため5倍すると 5000r = 2Y - 750 となり、IS曲線に代入して Y = 1050 - (2Y - 750) を解くと 3Y = 1800、したがって Y = 600 が導かれます。

国家総合職(経済)の重要用語

パレート効率性
資源配分において、誰かの効用を下げずには、他の誰かの効用を高めることができない状態を指します。市場が完全競争であれば、均衡においてパレート効率的な配分が実現されます。効率性の基準として重要ですが、所得分配の公平性については考慮されていない点に注意が必要です。国家総合職の試験では、エッジワースのボックス図を用いた契約曲線の理解が頻出します。
判断推理
与えられた条件から論理的に結論を導き出す能力を問う分野です。集合、対応関係、順序、真偽、図形の展開図などが主な出題テーマです。国家総合職ではひねった問題が多く、パズル的な思考力と条件を整理して矛盾を見つけるスキルが求められます。得点源になりやすいため、早期に解法パターンを習得し、問題演習を繰り返すことが重要です。
EBPM(証拠に基づく政策立案)
政策の企画を勘や経験に頼るのではなく、統計データ等の客観的な証拠に基づいて行う手法。限られた財源を効率的に活用し、政策効果を最大化することが求められる国家総合職の論文では、現状分析や効果測定の重要性を論じる際のキーワードとなります。論理的な政策立案の根拠として、現代の行政運営において極めて重視されています。
最小二乗法(OLS)
回帰分析において、観測値と推定値の差である残差の二乗和を最小にするように回帰係数を推定する手法。計量経済学で最も基本的かつ広く用いられる推定法である。誤差項に関するガウス・マルコフの仮定が満たされる場合、最小二乗推定量は「最良線形不偏推定量(BLUE)」となり、統計的に望ましい性質を持つことが保証されている。
比較優位の原理
デヴィッド・リカードが提唱した、各国が自国内で相対的に生産効率の高い(機会費用が低い)財の生産に特化し、貿易を行うことで双方が利益を得られるという理論。全ての財の生産で劣位にある国でも、比較優位を持つ財に特化すれば貿易の利益を享受できる。自由貿易の正当性を支える国際経済学の最も基本的な概念であり、試験では計算問題を含め頻出である。
IS-LM分析
財市場の均衡を示すIS曲線と、貨幣市場の均衡を示すLM曲線を用いて、国民所得と利子率が同時にどのように決定されるかを分析する枠組みです。物価が硬直的な短期の経済状況を想定しており、財政政策や金融政策が実体経済に与える影響を視覚的に理解するために用いられます。国家総合職の試験では、各曲線のシフト要因や、曲線の傾き(利子弾力性など)の変化に伴う政策効果の違いが頻出します。
ワグナーの法則
経済が発展するにつれて、公務、教育、福祉などの需要が高まり、国民所得に占める財政支出の割合が相対的に上昇するという法則です。ドイツの経済学者ワグナーが提唱しました。経済成長に伴う社会の複雑化や近代化が、政府の役割を拡大させる要因であると説明されます。国家総合職試験では、財政規模の長期的拡大傾向を説明する基礎理論として頻出します。
代替効果と所得効果
価格変化が需要量に与える影響を二つに分解した概念です。代替効果は相対価格の変化による需要の変化で、常に価格上昇に対し需要は減少します。所得効果は実質所得の変化による需要の変化で、正常財か劣等財かによって方向が異なります。スルツキー分解を通じて、ギッフェン財の発生メカニズムを理解することが、計算問題や理論問題の対策として非常に重要です。

よくある質問

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過去問ではありません。出題範囲に沿ってAIが作成した演習問題です。すべて解説つきで、間違えた問題は繰り返し解けます。

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