会計・財務 / 簿記・会計

公認会計士(短答式)の例題・出題範囲・重要用語

短答式のみ

出題範囲

  • 管理会計論
  • 監査論
  • 企業法
  • 財務会計論

例題に挑戦

スキルサートのAIが生成した演習問題のサンプルです。アプリでは毎週新しい問題が追加されます。

例題1

株式会社の取締役の責任に関する次の記述のうち、会社法の規定に照らし正しいものはどれか。

  1. 監査役設置会社(指名委員会等設置会社を除く。)において、取締役が自己のために会社と取引を行ったことにより会社に損害が生じた場合、その任務懈怠が当該取締役の責めに帰すべき事由によるものでないときであっても、当該取締役は賠償責任を免れることができない。
  2. 取締役会設置会社においては、定款の定めがある場合には、取締役がその職務を行うについて善意でかつ重大な過失がないときは、取締役会の決議によって賠償責任を一定の限度まで免除することができる。
  3. 取締役がその職務を行うについて悪意又は重大な過失があったときは、当該取締役は、これによって第三者に生じた損害を賠償する責任を負うが、この責任は株主総会の特別決議によって免除することができる。
  4. 会社に対する損害賠償責任を負う取締役が、その任務懈怠について他の取締役と共同して責任を負う場合、各取締役は、それぞれの寄与度に応じた分割債務を負う。
  5. 取締役が任務を怠ったことによって生じた会社に対する損害賠償責任は、総株主の同意があっても、その全額を免除することはできない。
解答と解説を見る

正解: 監査役設置会社(指名委員会等設置会社を除く。)において、取締役が自己のために会社と取引を行ったことにより会社に損害が生じた場合、その任務懈怠が当該取締役の責めに帰すべき事由によるものでないときであっても、当該取締役は賠償責任を免れることができない。

会社法第428条第1項の規定に関する問題です。取締役が自己のためにした取引(自己取引)によって会社に損害が生じた場合、その任務懈怠が当該取締役の責めに帰すべき事由によるものでないときであっても、当該取締役は損害賠償責任を免れることができません(無過失責任)。他の選択肢について、第三者に対する責任(429条)は総株主の同意(424条)以外での免除は認められず、また任務懈怠による会社への責任が共同して生じる場合は連帯債務となります(430条)。正解は「監査役設置会社(指名委員会等設置会社を除く。)において、取締役が自己のために会社と取引を行ったことにより会社に損害が生じた場合、その任務懈怠が当該取締役の責めに帰すべき事由によるものでないときであっても、当該取締役は賠償責任を免れることができない。」です。

例題2

株主総会の招集に関する次の記述のうち、会社法の規定に照らし正しいものはどれか。

  1. 招集通知には、株主総会の目的である事項を記載する必要はないが、議決権を行使することができる株主の数は記載しなければならない。
  2. 非公開会社かつ取締役会非設置会社においては、株主総会の招集通知は、常に口頭で行うことができる。
  3. 取締役会設置会社における株主総会の招集通知は、書面又は電磁的方法によらなければならない。
  4. 株主総会を招集するには、いかなる場合であっても、株主総会の日の2週間前までに、株主に対して招集通知を発しなければならない。
  5. 株主全員の同意がある場合であっても、招集手続を経ずに株主総会を開催することはできない。
解答と解説を見る

正解: 取締役会設置会社における株主総会の招集通知は、書面又は電磁的方法によらなければならない。

株主総会の招集手続に関する規定です。会社法第299条第2項第2号および第3項に基づき、取締役会設置会社が株主総会を招集する場合には、招集通知を書面または株主の承諾を得た電磁的方法により行わなければなりません。これは、取締役会設置会社では株主が広範に存在する可能性が高く、手続の明確性を担保するためです。なお、取締役会非設置会社かつ非公開会社では、原則として1週間前までに通知すればよく(299条1項)、招集手続の省略(300条)も株主全員の同意があれば可能です。正解は「取締役会設置会社における株主総会の招集通知は、書面又は電磁的方法によらなければならない。」です。

重要用語

CVP分析
コスト(Cost)、販売数量(Volume)、利益(Profit)の相関関係を分析する手法です。損益分岐点、つまり利益がゼロとなる売上高を算出することで、目標利益を達成するために必要な販売量や、売上減少に対する安全性を評価します。短答式試験では、安全余裕率や経営レバレッジ係数などの指標計算が頻出しており、意思決定の基礎となる重要な論点です。
標準原価計算
あらかじめ設定した目標原価(標準原価)を用いて製品原価を計算する手法です。実際発生額との差額である「原価差異」を分析することで、コスト管理や能率改善を図ります。試験対策としては、価格差異や数量差異(能率差異)などの内訳を正確に計算する「差異分析」のマスターが必須であり、シュラッター図などを活用した迅速な解法が求められます。
活動基準原価計算(ABC)
製品ではなく「活動(アクティビティ)」に着目して間接費を配賦する手法です。コスト・ドライバーと呼ばれる原価発生の原因を用いて計算することで、従来の手法では歪みがちだった製品ごとの正確な原価把握を可能にします。多品種少量生産を行う企業における原価管理に適しており、計算問題だけでなく理論面でも「活動基準管理(ABM)」とセットで頻出します。
直接原価計算
製造原価を変動費と固定費に分類し、変動費のみを製品原価として集計する手法です。固定費は発生期間の費用として一括処理するため、売上高の増減と利益の増減が直感的に一致しやすくなります。外部報告用の全部原価計算との利益の差異(固定費調整)は、期末棚卸資産に含まれる固定製造原価の有無によって生じるため、この調整計算が試験の重要ポイントです。
総合原価計算
同一製品を連続して大量生産する形態に適した計算手法です。一定期間の総製造費用を、完成品と期末仕掛品に按分して単位原価を算出します。平均法や先入先出法による計算の違い、仕損・減損が発生した場合の度外視法や非度外視法による処理が主な試験論点です。正確なボックス図を描き、進捗度(完成品換算量)を考慮して計算することが合格の鍵となります。
差額原価収益分析
複数の代替案を比較する際に、各案の間で差が生じる収益と原価のみを抽出して分析する手法です。意思決定に影響を与えない「埋没原価」を除外し、関連する「増分原価」のみを考慮することで、効率的な意思決定を支援します。設備投資の意思決定(NPV法やIRR法)や、製品の追加加工の是非、自製か購入かの判断など、広範な意思決定問題の基礎となります。
責任会計
組織内の部門や責任者に権限を与え、その責任範囲内の実績に基づいて業績を評価する仕組みです。原価中心点、利益中心点、投資中心点などの区分があり、管理可能な項目のみで評価を行う「管理可能性の原則」が重要です。投資中心点における投資利益率(ROI)や残余利益(RI)の計算、および部門間の取引価格である内部振替価格の設定が、試験での主要な論点です。
バランスト・スコアカード(BSC)
財務的指標に加え、非財務的指標を組み合わせて多角的に業績を評価する戦略管理手法です。「財務」「顧客」「内部ビジネスプロセス」「学習と成長」の4つの視点から戦略を具体化します。各視点の目標を因果関係で結んだ「戦略マップ」を作成し、KPI(重要業績評価指標)を用いて進捗を測定します。短答式試験では、各指標がどの視点に分類されるか等の理論が問われます。

公認会計士(短答式)の対策はアプリで

AIが毎週生成する新作問題・ランクマッチ・週次ランキング・AI診断で「続けられる」資格学習を。無料で始められます。

会計・財務の他の資格