出題範囲
- 古代オリエント文明
- 古代地中海世界(ギリシア・ローマ)
- 古代インド
- 古代中国
- 古代アメリカ文明
- 中世ヨーロッパ
- 中世イスラム世界
- 中世東アジア
- 中世インド
- 中世アフリカ
- 近世ヨーロッパ(大航海・絶対王政)
- 近世イスラム圏(オスマン・サファヴィー・ムガル)
- 近世東アジア(明・清・江戸)
- 近世東南アジア
- 近世アメリカ(植民地社会)
- 近代ヨーロッパ(革命・産業革命)
- 近代アメリカ(独立・発展)
- 近代アジア(植民地化・近代化)
- 帝国主義と世界分割(横断テーマ)
- 現代世界(世界大戦・冷戦・現代社会)
例題に挑戦
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例題1
古代ギリシアにおけるアテネの民主政の発展過程に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ドラコンは、財産額によって市民を4等級に分ける財産政治を導入した。
- ソロンは借財を帳消しにしたが、債務による奴隷化の禁止は見送った。
- クレイステネスは、部族制を再編したが陶片追放の制度は実施しなかった。
- ペリクレスの時代に、成年男性市民による直接民主政が完成した。
- アテネの民主政では、女性や在留外人にも平等に参政権が認められていた。
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正解: ペリクレスの時代に、成年男性市民による直接民主政が完成した。
正解は『ペリクレスの時代に、成年男性市民による直接民主政が完成した。』です。アテネの民主政は紀元前5世紀のペリクレス時代に全盛期を迎え、18歳以上の成年男性市民全員が参加する民会が国政の最高機関となりました。一方、ソロンは財産政治を行い、クレイステネスは地縁共同体(デーモス)に基づく部族制の再編や陶片追放の制度を創設しました。ドラコンは慣習法を成文化して貴族による法の独占を打破しようとした人物です。女性や奴隷、在留外人には参政権がなかった点も重要です。
例題2
紀元前5世紀のペルシア戦争において、テミストクレスの指揮下でギリシア連合艦隊がアケメネス朝の軍を撃破した戦いはどれか。
- テルモピレーの戦い
- マラトンの戦い
- カイロネイアの戦い
- サラミスの海戦
- プラタイアイの戦い
解答と解説を見る
正解: サラミスの海戦
正解は『サラミスの海戦』です。紀元前480年、テミストクレスの指導のもと、ギリシア連合艦隊は狭い海峡にペルシア艦隊を誘い込み、これを撃破しました。マラトンの戦いではアテネの重装歩兵が勝利し、プラタイアイの戦いではギリシア連合軍の勝利が決定的となりました。テルモピレーの戦いはスパルタ王レオニダスが奮戦したものの敗北した戦いです。カイロネイアの戦いは、後にマケドニアがギリシア諸ポリスを服従させた戦いであり、ペルシア戦争には含まれません。
重要用語
- メソポタミア
- ティグリス・ユーフラテス川の流域に広がる地域。世界最古の文明が誕生し、シュメール人による都市国家の形成や、楔形文字の発明が行われた。「肥沃な三日月地帯」の一部であり、農業が発達したが、開放的な地形で民族の交代が激しかったのが特徴である。歴史能力検定では、文明の発祥地として基本的かつ最重要の用語である。
- ハムラビ王
- 古バビロニア王国(バビロン第1王朝)の第6代の王。メソポタミア全域を統一し、「目には目を、歯には歯を」の同害復讐法で知られる「ハムラビ法典」を制定した。この法典は身分によって刑罰が異なる「身分法」の性質も持っており、古代オリエントの法体系を理解する上で欠かせない重要人物である。
- 楔形文字
- シュメール人によって考案された、世界最古の文字の一つ。粘土板に葦の茎などで刻み込まれたため、その形から楔(くさび)形と呼ばれる。メソポタミアの政治・経済・歴史の記録に用いられ、後にイギリスのローリンソンらによってベヒストゥーン碑文をもとに解読された。古代オリエント文化を象徴する文字である。
- ヒッタイト
- 小アジア(現在のトルコ)のアナトリア高原に拠点を置いた民族。紀元前17世紀頃に強力な王国を築き、オリエントで初めて鉄製の武器を使用し、戦車とともに軍事力を誇った。古バビロニア王国を滅ぼし、エジプトとシリアの覇権を争った「カデシュの戦い」でも知られ、鉄器時代の幕開けを象徴する存在である。
- ファラオ
- 古代エジプトの王の称号で、「大きな家」を意味する。太陽神ラーの化身として絶対的な権力を持つ神権政治を行い、巨大なピラミッドや神殿を建設させた。ナイル川の定期的な氾濫を管理し、国民に安定した生活をもたらす存在として崇拝された。エジプト文明の長期間にわたる統一を支えた統治者である。
- フェニキア人
- 地中海東岸のシドンやティルスを拠点に活動したセム語系の海上交易民族。地中海各地にカルタゴなどの植民市を建設し、高度な商業活動を展開した。彼らが取引の記録のために使用したフェニキア文字は、ギリシア文字の原型となり、現在のアルファベットの起源となった。文化伝播における歴史的貢献度が非常に高い。
- アケメネス朝ペルシア
- キュロス2世により建国され、ダレイオス1世の時代に全オリエントを統一した大帝国。駅伝制(王の道)の整備や、サトラップ(知事)の派遣、徴税システムの確立など、高度な中央集権体制を築いた。ゾロアスター教を信仰しつつも、被征服民の宗教や文化には寛容な政策をとったのが特徴である。
- 死者の書
- 古代エジプトで、死後の世界の案内書としてパピルスに記された文書。霊魂不滅の思想に基づき、冥界の王オシリスによる審判を無事に通過するための呪文や心得が記されている。エジプト人の来世観や宗教観を象徴する史料であり、ミイラと共に埋葬された。当時の思想背景を理解する上で重要な用語である。
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